ダッカールとは？

ダッカールとは、髪をとめるクリップの1種で、鳥のくちばしのような長い形状で、挟む部分にカーブが付いているもののことをいいます。

通常、地肌側に来る下の部分は金属で、上にかぶさる部分はプラスティックでできています。カットやカラーリングをする際に髪を取り分けて留めたり、スタイリングの際にセクショニングして留めたりするのに便利な道具です。

挟む部分が長いものは、かなり多い髪をねじって留めることができます。他のピンやクリップに比べ、留めたあとがつきにくいというメリットもあります。ダッカールはくちばしやコンコルドと呼ばれることもあります。

ダッカールピンの強力なタイプで、ラインストーンやお花、リボンなどが付いているものは、1本だけで髪をアップにするのに使われます。

基本のやり方は、まず髪を後ろの低い位置でまとめ、上に向かってねじり上げていきます。その後ダッカールで毛先をはさみ、下に向かって髪の根元まで差していって留めます。

毛先は事前に巻いておくとまとまりやすくなりますが、バランスを見て丸めたり、髪をねじった根元の方に隠してダッカールを留めるという方法もあります。

髪の短めの人や量の少ない人は、お団子のようにぐるぐると巻いていき、全体の直径をダッカールで留めるというまとめ方もあります。