肌は一生懸命エイジングケアするのに、頭皮や髪のエイジングには構わない、なんてことは
ありませんか? お手入れの行き届いた艶髪は、あなたを引き立たせてくれるいわば額縁。
年齢による髪の悩みを感じたら、ぜひ美髪のプロに任せた本気ケアを始めてみませんか?
この情報は2015年1月時点の情報です。
ツヤがあり、キメが整った美肌の女性が若く見られるのと同じように、ツヤツヤでボリュームのある髪はそれだけで見た目年齢を若く見せてくれます。逆を言えば、ハリ・コシがなく、生え際に白髪が見え隠れするだけで、プラス5歳に見られる……、ということも!肌と同じで頭皮も28歳くらいから水分量やコラーゲン量が減少。その影響が30代後半でパサつき、白髪、ボリュームダウンなどの具体的な症状として顕著に髪に現れるのです。ヘアサイクル(発毛周期)は女性の場合4年~6年といわれていることを考えると、35歳ごろからどこまで本気でケアができるかが大きな分かれ道。いつまでも美しい髪をキープしたいなら、自己流に頼らず、定期的に信頼できる髪のプロにお任せするのがオススメです。
イラスト/スギザキメグミ 構成・文/土屋綾子
ヘッドスパでは、シャンプーだけでは落としづらい皮脂の詰まりや汚れをスッキリと落としたり、頭皮の揉みほぐしや筋肉のストレッチにより、頭皮の血流やリンパの流れをスムーズにし、停滞していた老廃物の排出を促し、新鮮な栄養素を送り込むといったサポートをします。継続して行うことでより良い効果が期待でき、肌のハリ・ツヤ、肩こりなどの不調ケアにもよい結果が得られます。自己流で揉みほぐしている……という人もいますが、強い刺激で逆に頭皮を傷つけたりしてしまうこともあるので注意が必要。
毛穴を塞いでいる皮脂、ロウ状の分泌物、老化角質などの汚れをやさしく、スッキリオフ。頭皮環境を改善することで、健康な髪の育成を促します。
頭皮や筋肉をストレッチや揉みほぐしすることで、頭や顔のリンパ液や血液の流れがスムーズに。酸素や栄養素が頭皮に行きわたり、ハリが生まれます。
すでにダメージを受けた髪をケラチンやセラミドなどで補修し、健やかな状態へとサポート。乾いた頭皮にうるおいを与え、UVケアで紫外線対策も。
「日本ヘッドスパ協会」が推奨するヘッドスパの一例(1時間半~2時間コース)です。施術内容は店舗、コースにより異なります。
取材協力/日本ヘッドスパ協会 TEL:03-3350-6171 イラスト/スギザキメグミ 構成・文/土屋綾子
サロンでは、顔の色合い、本来の髪の性質などを把握した上で、カラーの選択やカラーリング方法を提案してくれます。髪を数百の単位で小分けして塗ることで、色ムラや塗り残しをなくしたり、補色を利用するなど、スタイリストさんのワザはホームカラーでは不可能なこと。また、頭皮や肌に触れると刺激になるアルカリ性のカラー剤は、アルカリ除去剤で落としてからシャンプーするので、負担が少ないのも魅力です。ホームカラーも便利ですが、どんな環境でも短時間で誰でもしっかり染められるように薬剤は強め。髪や頭皮がデリケートな人は負担になることがあるので、放置時間や塗り方など、使用方法には注意が必要です。
ホームカラーだとなりたい色味で選びがちですが、本当に自分に合った色と自分の髪質にあった染め方を提案してくれるのがサロンカラーの醍醐味!
カラー剤を直接頭皮に付けないカラーリングも可能。また、アルカリ除去剤でカラー剤を洗い流してくれるので、頭皮や顔が赤く、ムズムズすることが軽減されます。
サロンで白髪染めをした場合、両サイド、バックと何百もスライス(小分け)して塗るので、後ろの髪もムラが出にくく、キレイな色が持続します。
褪色して白髪が浮いてくるのも避けたい。確実に白髪を染めたい、という人には、白髪もそうでない髪も同じ色の白髪染め(ダークトーン)がオススメ。
白髪を明るめのブラウン、全体を茶色ベースに染めることで逆に白髪が目立たなくなる方法。褪色が目立ちにくくなる利点も。
Tゾーンカラーといって、もみあげまでの顔周りと、普段分けているパート際のみの部分カラー。2回に1回これを取り入れるとお財布にも嬉しい。
短時間で簡単に染めることができるホームカラー剤。手軽かつ、リーズナブルなのでとても便利ですが、間違った方法で使用すると、髪や頭皮にダメージを与えてしまうこともあるので注意が必要です。どんな環境でも、誰がやっても比較的しっかり染めることができるよう、市販のカラー剤はやや強めにできています。なので定められた放置時間を必ず守ること。長時間放置すると髪や頭皮への負担になります。また、カラー剤を洗い流す時は特に注意が必要です。カラー剤を含んだすすぎ湯が顔(特に顔の側面)や体につかないようにしましょう。
イラスト/スギザキメグミ 構成・文/土屋綾子
プロによる揉みほぐしは、頭皮をどのように揉みほぐせば、どこに作用するかということをしっかり学んでいます。頭皮には数多くの重要なツボがあり、そこを効果的に刺激することで停滞しがちなリンパ液や血液の流れをサポートできるのです。自分で揉みほぐしをおこなう時は、強く押したり、ゴシゴシしすぎて逆に頭皮へのダメージにならないように注意しましょう。
オイルや海泥を使ったり、頭皮をしっかり揉みほぐしたりするので、エクステが絡まったり取れたりしてしまう可能性も大。なるべくなら避けた方がよいでしょう。ただ、エクステや自毛の状態にもよるので、まずはサロンに相談を。
多少の刺激はあるので、肌がより敏感になる生理前を避け、敏感肌であることをサロンに伝えることが大切です。強い摩擦や、トニック系(アルコール系)のケア剤は避けた方が無難。サロンによっては無料のパッチテストをしてくれるところもあります。
髪や頭皮の状態、施術内容、ホームケアによって異なるので、あくまでも目安。例えば、悩みの度合いが大きな場合、頭皮環境を整えていく為に、最初の3カ月間は2週間に1回のペース。その後、改善がみられたら少しづつ間隔を広げる、という感じがおすすめ。一般的には1カ月に1回くらいのペースでも十分だといわれています。
サロンにヘッドスパを併設しているところも最近増えてきていますので、そんなサロンをぜひチェックしてみて。予約の際に白髪染めとヘッドスパを両方受けたいことを伝えるとスムーズです。
わかりやすいのは仕上がりイメージに近い写真(雑誌の切り抜きなど)を何枚か持参すること。イメージする写真がない場合は、「どんな雰囲気にしたいか」「芸能人でいえば○○さんみたいな」というように、想像できる人物を出すのも手です。また、ファッションでは普段の自分を見せる方がベターです。
全体の60%くらいが白髪の方で、1カ月に1回、30~40 %くらいなら1カ月半~2カ月くらいが目安。全体を黒く染めるよりは、全体を明るく染めることで白髪そのものが目立たなくなり、染める間隔が延びるというメリットも。こめかみから前髪の際や、パーツ(分け目)だけをリタッチする方法などと交互にやることで、経済的にもラクに。
事前に、スタイリストに相談をすれば、薬剤を頭皮に付けずに染めたり、保護用オイルで頭皮をカバーするなど、さまざまな処置を施してくれます。頭皮や肌が敏感な人ほど薬剤が強めなホームカラーではなく、融通が利くサロンカラーがおすすめなのはそんな理由もあります。
サロンや市販のホームカラー剤は「アルカリ性カラー」といいます。1液で脱色、2液目で着色する方法、髪の中心までしっかり染まりやすく、褪色しにくいのがメリット。他に「ヘアマニキュア」もありますが、色素を髪へ導入する成分ジアミンを含まず、髪や頭皮がデリケートな人にはおすすめ。ただし、染料が髪表面につくだけなので、色落ちしやすく、パーマがかかりづらくなります。
取材協力/日本ヘッドスパ協会 TEL:03-3350-6171 構成・文/土屋綾子
※2015年1月時点の情報です。情報は変更になる可能性がありますので、事前にご確認の上ご予約下さい。
SOS!今すぐ始めるエイジングヘアケア