メタルプッシャーとは？

メタルプッシャーとは、甘皮を処理するときに使う道具のことです。

甘皮とは、爪の生え際にある皮のこと。人によって生え方はさまざまで、手入れをしていなかったり乾燥していたりすると、爪と皮膚の境目あたりに角質化した皮が分厚く、または薄くへばり付くように生えてきます。

甘皮は爪と皮膚の間に菌が入り込むのを防ぐためにあるものですが、適度に手入れをするとネイルの見栄えがよくなり、爪も長く美しく見えます。

ネイルサロンでも施術の前に必ず行われる甘皮処理。この時ネイリストが使うのがメタルプッシャーです。

メタルプッシャーは、基本的に鉛筆のように持ちますが、この時余計な力が入らないように人差し指を浮かせます。角度は45度をキープ。立てすぎると爪を傷つける可能性があり、寝かせすぎると爪の生え際に入り込みすぎて刺さってしまう恐れがあります。

キューティクルリムーバー、またはぬるま湯に浸して甘皮付近の皮をやわらかくし、メタルプッシャーを使って押し上げたり切ったりして処理を施していきます。

上記のように持つと、メタルプッシャーを180度転がすことができるので、コロコロと回転させながらいろんな角度から甘皮を削り取ることができます。

甘皮を処理したあとは、爪の油分が不足しがちなので、ハンドクリームやキューティクルオイルでの保湿が欠かせません。また、甘皮は取りすぎると炎症を起こしたり膿んで変色してしまったりすることもあります。

ケアは1週間に1～2回程度にとどめておくといいでしょう。