髪の毛がベタつく理由

暑い季節が近づくと、頭皮や髪のべたつきが気になりますよね。 しっかりケアしているつもりでも、気がつくと髪がべたついて、せっかくのヘアアレンジが台無しに……。 夏場も髪のオシャレを楽しみたい人は、まずは髪のべたつき原因をチェックしましょう。

過剰な皮脂

べたつき原因のひとつは、顔や頭皮から分泌される「皮脂」です。
脂性肌の人はもともと皮脂が出やすい体質ですが、実は普通肌や乾燥肌の人も要注意!

頭皮や髪をゴシゴシ洗いすぎると、必要なうるおいまで洗い流されてしまいます。
その結果、頭皮が乾燥するので、乾燥をケアするために皮脂の分泌量が増えてしまうのです。

 過剰に出てしまった皮脂は、髪や頭皮に付着してべたつきの原因になります。

シャンプーのコーティング剤

シャンプーに含まれるコーティング剤が、頭皮や髪に残ってべたついてしまう場合もあります。
髪を洗うときは、シャンプーのコーティング剤が残らないように丁寧にすすぎましょう。

しっかりすすいでいるのにべたつき感が残るなら、シャンプーが髪や頭皮に合っていない可能性も!

放置した汗

頭皮は体の中でも汗腺(汗を分泌する場所)が多い部分です。 夏場になると体だけでなく、頭皮からも大量の汗をかきます。 かいた汗をそのままにしていると、汗に含まれるミネラルが頭皮に付着して、べたつきの原因になるのです。

普段からできるべたつき防止法

髪や頭皮のべたつき原因は、皮脂や汗、シャンプーのコーティング剤などです。 これらのべたつき原因は、日常的にできる簡単なケアでブロックできます。 ここからは髪や頭皮のべたつきを防止するテクニックをご紹介します。

シャンプーのやり方を見直す

シャンプー 方法
べたつきが気になるからと言って、シャンプーを大量に使ったり、そのまま頭皮に塗布したりしていませんか?
汗や皮脂を落とすために、力を入れてゴシゴシこするような洗い方もNG。

これらは全て、髪や頭皮の乾燥を引き起こす原因です。
頭皮が乾燥すると、皮脂分泌のバランスが崩れて、さらにべたつきがひどくなる可能性があります。

べたつき防止のためには、次の手順で頭皮や髪に負担をかけずに洗いましょう。

これらは全て、髪や頭皮の乾燥を引き起こす原因です。 頭皮が乾燥すると、皮脂分泌のバランスが崩れて、さらにべたつきがひどくなる可能性があります。 べたつき防止のためには、次の手順で頭皮や髪に負担をかけずに洗いましょう。

<シャンプーのやり方>
1.まずはお湯でしっかりすすいで予洗いする
2.適量(500円玉くらいの量)のシャンプーを手に取り、よく泡立てる
3.指の腹を使って頭皮をマッサージするように洗う
4.こめかみ、もみあげなどの生え際から、頭の上に向かって洗う
5.頭頂部、後頭部の順に洗う
6.こめかみともみあげ付近、頭頂部をやさしくマッサージする
7.お湯でしっかりと洗い流す

シャンプー選びに注意する

頭皮の乾燥やべたつきを防ぐためには、シャンプー選びも重要です。

おすすめは「アミノ酸系洗浄成分」を使ったタイプ!
アミノ酸系洗浄成分は、マイルドな洗浄力で頭皮や髪のうるおいを残しながら、汚れはしっかり洗い流してくれます。

「グルタミン酸」「アラニン」「グリシン」など、洗浄成分の名前にアミノ酸が入っているものが、アミノ酸系洗浄成分です。
パッケージの全成分をチェックしながら、頭皮や髪にやさしいシャンプーを選んでみましょう。

生活習慣を整え、いい汗を流す

髪や頭皮のべたつき原因のひとつに「汗」があります。
汗をかいた時は、まずは清潔なハンカチやタオルで拭く習慣をつけましょう。

またべたつきの原因は、汗の水分ではなく汗に含まれる「ミネラル」です。

汗に含まれるミネラルの量は、体調や生活習慣によって増減します。
いわゆる「いい汗」には、ミネラルがあまり含まれておらず、乾いてもサラっとしています。
反対に「悪い汗」にはミネラルが多く含まれているため、べたつきの原因になります。

生活習慣が乱れていたり、体調を崩していたりすると、汗腺の働きが低下して、汗に含まれるミネラルも多くなります。

生活習慣や体調を整えて、いい汗を流すよう心がけましょう。

おでかけ前や出先でできるべたつき防止法

日常的なべたつき防止法を意識しながら、今すぐできるべたつき対策も取り入れましょう。 べたつき対策に便利なアイテムもあるので、ぜひ活用してみてください。

おでこにパウダーをつける

髪 べたつき お直し
実はベースメイクに使うフェイスパウダーが、前髪のべたつき防止にも役立つのです!

フェイスパウダーには、皮脂を吸着する成分やテカリを抑える成分が含まれています。
汗腺が多いおでこの生え際にフェイスパウダーをつけることで、おでこからの汗や皮脂をブロックしてべたつきを防止できます。

べたつき防止に使うフェイスパウダーを選ぶときは、保湿効果の高い「しっとりタイプ」ではなく、皮脂吸着効果のある「サラサラタイプ」を選びましょう。

ドライシャンプーでお直しする

まるでシャンプーしたみたいに、頭皮や髪のべたつきをリフレッシュできる便利なアイテムが「ドライシャンプー」です。
頭皮や髪に吹きかけて、タオルで拭き取れば、べたついた頭皮もすっきり!
洗い流し不要なので、お出かけ先でのお直しにもぴったりです。

以下ではおすすめのドライシャンプーをご紹介しています。
STEPHEN KNOLL NEW YORK ドライシャンプー N
STEPHEN KNOLL NEW YORK ドライシャンプー N
植物由来パウダーが配合されたスプレータイプのドライシャンプー。 余分な皮脂を吸着し、サラサラな髪に仕上げます。 さわやかな香りで、頭皮のニオイもケアにも。 ドライシャンプー N/80g 1,320円(税込・編集部調べ)/株式会社コーセー
FRESSY ドライシャンプー
FRESSY ドライシャンプー
髪の不快感をすっきりさせる水のいらないシャンプー。 髪と頭皮にシュッと吹きかけ、指の腹で軽くマッサージした後、タオルまたは蒸しタオルで拭き取ります。 リフレッシュできるので気分転換にもぴったり! ドライシャンプー/150mL 550円(税込・編集部調べ)/株式会社資生堂
SQUSE ME ドライシャンプー ロータスフラワー
SQUSE ME ドライシャンプー ロータスフラワー
頭皮・髪のベタつきをカットする皮脂吸収パウダー配合。 ヘアトリートメント成分も配合されているので、紫外線などによるダメージ毛を健康的な髪に導きます。 さらふわの仕上がりで、洗いたてのような髪へ。 ドライシャンプー ロータスフラワー/80g 1,320円(税込・編集部調べ)/株式会社スキューズミー

髪や頭皮のべたつきを抑えて可愛いスタイルを楽しもう!

暑い季節に気になる髪のべたつきは、皮脂や汗が主な原因です。 脂性肌でなくても、頭皮が乾燥すると過剰な皮脂が分泌してしまう場合もあるので、シャンプーやヘアケアのやり方には注意しましょう。 シャンプー選びや生活習慣の見直しなどを意識することで、頭皮環境は改善できます。 また便利なべたつき対策アイテムも取り入れて、すっきりと清潔な髪と頭皮をキープしましょう!