永野芽郁インタビュー「矛盾があるのが、リアルな人生なんじゃないかと思います」

お芝居の世界は厳しいけど、これほど甘えさせてくれる環境もない

「自分には未来がない」みたいな女の子って儚いイメージが多いと思うんですが、そういう典型的な主人公にはしたくなくて。無理やり明るくしてたり、でも卓也くん（北村匠海）がいなくなった瞬間に、ちょっと苦しくなって、出てくる顔が違ったり。 心はすごい泣いてるのに笑ってたりするほうが、人間らしくて面白いな、と思って。 人って、みんなそうだよな、と思うんです。「裏がある人って怖いよね」っていう人がいるけど、そう言ってる人にも、絶対に裏はあるし。全部が全部ずっと同じ人って、そっちのほうが怖いな、って思うから。 現実に発光病はないけど、それをリアルに見せるには、そこにちゃんとまみずが存在しなきゃいけない。きちんと人生を描くっていうことを考えると、「そういう矛盾があるほうが人生って感じだな」っていうのを、なんとなく思ったんですよね。

映画も見てなかったし、本も読まなかったけど、子役のお仕事をさせていただいてたので、周りの空気を読むのが年齢より早かったのかなと思います。大人と過ごす時間が長かったし、良くも悪くも大人たちはいろんな話をするから。それを聞いていて、子供なりに解釈していた部分があって。 「こういう言葉があるんだ」とか、言葉のちょっとした違いを調べてみたりするようになったり。「これをしたら、大人はこう思うんだ」みたいに考えたり。そういうことが今につながってるなぁ、っていう感じはありますね。

最初はお芝居って好きじゃなくて。「なんで演技レッスン行かなきゃいけないの？」って思ってる時期のほうが長かったです。ただ、オーディションに受かって作品へ入らせてもらうと、役者の人たちを全力でサポートしてくださるスタッフさんがいて。このお仕事ならではの感覚だなと思って。厳しい世界ではあるけど、これだけ甘えさせてくれることも、なかなかないと思うんですよね。 それに他の役者さんの、びっくりするくらいの迫力のあるお芝居を近くで見ると、不思議な気持ちになるから（笑）。すごい世界に自分はいるんだな、と思って。「こんなことができる人たちが、この世界にいるんだ」「自分もそうなりたい」っていうところから、お芝居に対しての意識が変わりましたね。今では、お芝居が大好きになりました。

まみずの理想のデートシーンが何度か出てくるんですけど、そこでまみずと卓也くんが二人で過ごしてる時間が、すごくきれいなんです。はかないんですけど、でも生きてる、って感じがあって。そのシーンを見るだけで胸が締め付けられる、みたいな。 そのシーンが入ることによって、見る人がちょっと苦しくなるんじゃないかなぁと思っていて。本当はいいシーンのはずなのに、なぜか苦しくなって戸惑う、みたいな感じになると思うんですよね。そこを面白がって見ていただければいいな、と思います。

ヘアケアはサロンまかせ。毎週サロンにいることも（笑）

作品に入っていない時にしていたスタイルなんですけど、茶髪にして、鎖骨よりちょっと長いくらいの髪型が自分的には一番好きだったな、と思ってます。内側に金髪のハイライトを入れてて。でもお仕事もあるので、ずっとその髪型にしてるわけにもいかず、すぐに戻しちゃいました。 髪の毛はもう、自分のものっていうよりも、仕事の一部みたいになってるんですよね。役柄によって「髪の毛こうしてください」「わかりましたー」っていうだけで（笑）。それを「いやだな」とも思わないし。ただ「こうしたい」っていう自分の意思ではないから「好評です」って聞いたら「あ、いいなら良かったー」って、ゆるく受け止めてる感じです（笑）。 ただ役で髪型を変えられるって、すごくいいチャンスだな、とは思ってて。見た目が変えられるのは、すごくプラスになるから。

おうちでは特にないんですけど、1ヵ月に2回くらい、美容室でトリートメントをしてもらいます。髪が伸びるのが、びっくりするくらい早いんですよ。普通の人が1ヵ月1cmくらいだとすると、私は2.5cmくらいみたいで。だから切るのも含めて、多いときは毎週美容室にいるんじゃないか、っていうくらい（笑）。

何か買ってるんだけど、まだ着ないと思って整理できてないです（笑）。ただ春のコーデで毎年好きなのは、デニムに白いロンTとか着て、大きめのざっくりしたカーディガンを羽織ってる感じ。カーディガンの色はネイビーとかブラウンのナチュラル系ですね。

展示会も、行ける時は行くんですけど、届いた頃には注文したことすら忘れてたりするんですよね。だからお店で似たようなのを買うことも多くて(笑)。最近、展示会は向いてないな、って思い始めました。

この冬は、Y’sとマルジェラ（Maison Margiela）をよく着るようになって。冬になるとモノトーンのほうが落ち着くし、シンプルなスタイルが多いですね。カバンとか靴とかで、思い切り色を入れて遊んだりしてます。春になると服の色も明るくなってくるので、また違う感じになると思います。

プロフィール

1999年9月24日、東京都生まれ。2009年に映画デビュー。2015年に映画『俺物語!!』のヒロインに抜擢されて注目され、映画『ひるなかの流星』、ドラマ『こえ恋』、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』などで主演。現在はドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』（日本テレビ系）に出演中。

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『君は月夜に光り輝く』 3月15日（金）より全国ロードショー 成人まで生存した者がいない不治の病・発光病を発症した渡良瀬まみずは、病院から出ることを許されない。そんなまみずが入院している病院に高校生の岡田卓也（北村匠海）がクラスの寄せ書きを届けに来たことから、卓也はまみずの「叶えられない願い」を代行することになり…。『君の膵臓をたべたい』スタッフによる、儚く美しい命の物語。

構成／石倉沙織（本誌）　取材・文／江尻亜由子　撮影／柴田フミコ　スタイリング／岡本純子（Afelia）　ヘアメイク／吉田美幸（ビーサイド）

永野芽郁さんの更に詳しいインタビューは、2019年3月号のHOT PEPPER Beautyにも掲載されています！街頭ラック等でGETしてね！

永野芽郁さん直筆サイン色紙プレゼントキャンペーン

（HOT PEPPER Beauty 2019年3月号連動企画）　応募要項

キャンペーン概要

HOT PEPPER BeautyのInstagram公式アカウントをフォロー＆リツイートしてくれた方の中から、抽選で未定名様に永野芽郁さん直筆サイン色紙をプレゼントします。

応募方法

（１）Instagramで、ホットペッパービューティーヘア＆メイク＜公式＞（@hotpepperbeauty_hair）のアカウントをフォロー （２）Instagramで、ホットペッパービューティーヘア＆メイク＜公式＞（@hotpepperbeauty_hair）がポストする対象のキャンペーン投稿をいいね！ 　ホットペッパービューティーヘア＆メイク＜公式＞ 　https://www.instagram.com/hotpepperbeauty_hair/

賞品

永野芽郁さん直筆サイン色紙　・・・３名様

応募期間

2019年2月21日(木)10:00 ～ 2019年2月27日(水)23:59

抽選・当選者の発表

厳正なる抽選の上、2019年2月28日（予定）に、ご当選者様のInstagramアカウントへDM（ダイレクトメッセージ）にてご連絡いたします。 なお、当選者の方への当選のご通知をもって発表に代えさせていただきます。

注意事項

・当選結果に関するお問い合わせにはお答えいたしかねます。 ・賞品の譲渡・転売・換金することを固く禁止させていただきます。 ・本キャンペーンは予告なく変更・中止させていただく場合がございます。 ・本サービスへのアクセス集中や通信回線の状態による遅延、不具合などにより本サービスへのアクセスや登録・表示などができないことにより発生した損害、または起因して発生したすべての事象につきましては、原因の如何によらず一切の責任を負いかねますので、その旨ご了承の上ご利用ください。 ・弊社側で不正と判断した場合は、賞品進呈の対象外とさせていただきます。 ・当選通知受信後、指定の期限までに、ご連絡先、賞品お届け先等、必要事項を指定の方法でご連絡ください。ご連絡や必要事項が期日以内にない、または揃わない場合は当選を無効とさせていただきますのでご注意ください。また必要事項を入力する応募フォームは、締切日が過ぎ次第、削除させていただきますのでご注意ください。 ・賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。 ・ご住所の入力内容に誤りがあり不達となった場合や、期間内にお受け取りいただけない場合は、権利が無効となる場合がありますので、ご注意ください。 ・関係者の応募はご遠慮ください。 ・キャンペーン期間を過ぎたエントリーは、プレゼントの対象外となります。 ・当選の権利を他の方にお譲りいただくことはできません。

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