フェードカットとは

フェードカットとは襟足とサイドを短く刈り上げ、トップに向かうにつれて髪が長くなるスタイルのこと。
グラデーションカットの一種です。

フェードの魅力

フェードの魅力は何といっても、髪の短さゆえにスタイリングがとても簡単なこと。
トップに残した髪の長さにもよりますが、スタイリング剤で毛流れを整えるだけでおしゃれなスタイルが完成します。

また刈り上げを加えた短髪のため、顔まわりが明るくなるもの魅力。
清潔感硬派な印象を与えることができます。

フェードの種類1:ハイフェード

ハイフェードとは、額あたりの高い位置から刈り上げたフェードスタイルのこと。

地肌が多く見えることで、よりワイルドな仕上がりに。
フェードスタイル特有のグラデーションをしっかり楽しみたい方におすすめです。

フェードの種類2:ミドルフェード

ミドルフェードとは、耳の少し上あたりから刈り上げたフェードスタイルのこと。
ハチ周りは髪を長めに残すことで、ハチの張りをカバー。
頭のシルエットを綺麗にみせてくれます。

フェードスタイルの中でも一番スタンダードなため、初めて取り入れる方はミドルフェードがおすすめです。

フェードの種類3:ローフェード

ローフェードとは、耳のすぐ上あたりから刈り上げたフェードスタイルのこと。

一番地肌が見えにくいため、落ち着いた仕上がりに。
フェードに挑戦しつつもヘアスタイリングも楽しみたい方はローフェードがおすすめです。

フェードをオーダーするなら範囲と濃淡の希望も伝えよう

先述でも伝えた通り、フェードは刈り上げる高さでグラデーションとなる部分が決まります。
あなたの理想の仕上がりをもとに、どこまでをフェードにしたいのか事前にイメージしておきましょう。
フェードのオーダー前にイメージすべきもう一点は、濃淡。
フェードのはじまり部分を地肌が見えるほどまで短くするか、ある程度長さを残して刈り上げるかで仕上がりのフェードの濃淡は大きく異なります。
こちらも理想の仕上がりに合わせて、オーダーの際に美容師さんとすり合わせましょう。

フェードカットのヘアスタイル1:ボウズ

ボウズとは髪を全体的に短く刈り上げたスタイルのこと。
そんなボウズはフェードと組み合わせることで、グラデーションができおしゃれな仕上がりに。
地肌が見える部分も多いため、ワイルドに決めたい方におすすめです。

ここからはボウズにフェードを合わせたおすすめスタイルを紹介していきます。
ハイフェードでつくるボウズ
こちらは高い位置から刈り上げたハイフェードでつくるボウズ。 トップは長さを残しグラデーションにすることで、シンプルなボウズとは異なるおしゃれな仕上がりに。 髪の短さゆえの爽やかさと清潔感が魅力のスタイルです。
端正なスキンフェードで凛々しく
スキンフェードとは刈り上げの始まりが0mmから始まるフェードスタイルのこと。 こちらはそんなスキンフェードでつくるボウズです。 髪の生え際は直線的に整えることで、凛々しい印象に。 スキンフェードとの相性も抜群です。

フェードカットのヘアスタイル2:ベリーショート

明確な定義はないものの、サイドや襟足が短く整えられ前髪も眉上2cm以上のものが一般的なベリーショート。
そんなベリーショートはフェードと組み合わせることで、爽やかな清潔感ある仕上がりに。
対面する相手に好印象を与えられるため、就活生やビジネスパーソンにおすすめです。

ここからはベリーショートにフェードを合わせたおすすめスタイルを紹介していきます。
柔らかさを残しつつ清潔感ある仕上がりに
ローフェードを加えたベリーショート。 控えめな刈り上げで、柔らかさを残しつつ清潔感ある仕上がりに。 前髪はアップバングで顔まわりを明るく仕上げ、好印象を狙いましょう。
硬派な雰囲気のベリーショート
ミドルフェードを加えたベリーショートを七三分けに。 合わせる髪色はブラックで硬派な雰囲気を演出しましょう。 フォーマルなシーンでも役立つスタイルです。

フェードカットのヘアスタイル3:ショート

ベリーショートと同じく明確な定義のないショート。
とはいえ、ベリーショートに比べ全体的にボリュームがあるのが特徴です。

そんなショートはフェードと組み合わせることで、きつくなりすぎないマイルドな仕上がりに。
ヘアスタイリングを楽しみたい方やフェードを柔らかく取り入れたい方におすすめです。

ここからはショートにフェードを合わせたおすすめスタイルを紹介していきます。
パーマを合わせてカジュアルに
ツーブロックマッシュにローフェードを合わせたスタイル。 そこにゆるいパーマを合わせて、カジュアルな雰囲気に。 硬い髪質の方や癖毛の方はパーマをかけることで扱いやすくなります。
世代を問わず好印象を抱くスタイル
大人なローフェードにパーマを合わせて色気を引き出したスタイル。 控えめな刈り上げで柔らかさを残しつつ、清潔感ある仕上がりに。 世代を問わず好印象を抱く爽やかさが魅力です。

フェードカットのヘアスタイル4:パーマ

様々な種類のあるメンズパーマ。
どんな種類にも共通するのが、髪に動きが生まれカジュアルな印象が強まるということです。
デニムや古着などカジュアルなファッションをよくする方や、髪のボリューム感を視覚的に出したい方におすすめです。

またパーマでベースがつくられているため、スタイリングもとても簡単。
手先に自信のない方や、スタイリング初心者さんはパーマと合わせるといいでしょう。

ここからはフェードにパーマを施したおすすめスタイルを紹介していきます。
スパイラルパーマでワイルドに
ミドルフェードにスパイラルパーマを合わせたスタイル。 バックとサイドは短くさっぱり仕上げて、トップと前髪はスパイラルで動きを表現。 ワイルドな印象に仕上げたい方におすすめです。
ツイストパーマとフェードの好バランス
こちらはローフェードとツイストパーマを合わせたスタイル。 フェードとツイストパーマのエッジの効いた質感が相まって、洒脱な仕上がりに。 スタイリング剤でシルエットを整えるだけの簡単スタイリングで決まります。

フェードカットのヘアスタイル5:ビジネス

ビジネスパーソンの髪型で一番に気を付けるべきポイントは、ずばり清潔感。
フェードのサイドや襟足を短く整えたスタイルは、清潔感をもたらし好印象を狙えるでしょう。

しかしフェードならどれでもいいという訳でなく、刈り上げを入れる高さが重要に。
ビジネスシーンにおいてはミドルフェードやローフェードがきつい印象を避けることができます。

ここからはビジネスシーンでおすすめのフェードスタイルを紹介していきます。
毛流れの整った美しいシルエット
ミドルフェードの七三分けスタイル。 毛流れの整った美しいシルエットはビジネスシーンにもってこい。 硬派な印象を与えることができます。
肌の見える範囲を広げ清潔感を
ショートスタイルにミドルフェードを合わせたスタイル。 前髪はアップバングにして、肌の見える範囲を広げ清潔感を意識。 ジェルなどでツヤ感を出しながらスタイリングすると完成度がUPします。

フェードで爽やかに

今回はフェードの定義や種類からサロンでのオーダーのポイント、5つのニーズ別におすすめのカタログをご紹介していきました。 サイドや襟足を刈り上げてグラデーションにするフェードは、 清潔感も爽やかさも演出できます。 今回見つけたお気に入りのスタイルは、サロンを訪れた際に美容師さんに見せると◎ 言葉では伝わりにくい細かなニュアンスも伝わりやすくなり、理想のスタイルにぐっと近づきます。