くるんとかわいい内巻きボブになりたい!

内巻きボブはその名の通り、毛先が内巻きになったボブのこと。
くるんとした丸いシルエットが特徴で、かわいらしい雰囲気の髪型です。

また、内側に髪がまとまるため、スタイリングしやすいのも魅力
ボブはその絶妙な長さから毛先がはねやすい傾向にありますが、内巻きにすることでそんな悩みもカバーできます◎
そんな内巻きボブは、シルエットがものを言う髪型。 綺麗な形で取り入れるには、その取り入れ方も押さえておくのがポイント◎です。
この記事では、内巻きボブの3つの取り入れ方とお手本となる内巻きボブスタイルをご紹介していきます。

内巻きボブの作り方1:ヘアカット

内巻きボブスタイルは、まずカットが重要!
どんなカットで取り入れるかによって、雰囲気や毛先のまとまり具合が変わります。

「これからボブヘアにしたい」と考えている方は、まずはヘアカットで内巻きになるようなオーダーをすると◎
ここでは毛先が内側にまとまる代表的なボブの種類をご紹介していきます。

ワンレンボブ

ワンレンボブとは、髪の長さが全て均一に見えるボブのこと。
長さが均一に見える理由は、表面の髪が長くカットされているから。
内側にいくほど短くカットされるので、内側に入りやすく、カットだけで内巻きボブがつくれるんです◎
内巻きボブの中でも、スタイリッシュな印象を与えたい方におすすめです。

前上がりボブ

前上がりボブは、サイドや顔まわりの髪が、後頭部よりも短くなったボブスタイル。
後頭部から顔に向かって、毛先が上がっていくカットラインが特徴です。

前上がりボブは、とくに顔まわりの髪の毛が内側に入りやすくなっています。
個性的なおしゃれを楽しみたい方だけでなく、フェイスラインをカバーしたい方にもおすすめです。

グラデーションボブ

グラデーションボブは、毛先に重みと丸みのあるボブスタイル。
グラデーションボブ表面の髪が内側よりも長くなるようにカットし、裾に段差を作っています。
こうすることで毛先の収まりがよくなり、丸く内巻きに見えるのが特徴です。

特にくせ毛さんで、毛先が広がりやすい方におすすめのカットと言えるでしょう。

内巻きボブの作り方2:スタイリング

今現在、ボブヘアの方はまず、スタイリングで内巻きを作っていきましょう。
内巻きはコテだけでなく、家にあるドライヤーやカーラーなどでもできちゃいます◎

ここでは、そのスタイリング方法についてお伝えしていきます!

内巻きボブをドライヤーで作る方法

手順①濡らした髪の毛をタオルでつつみ、優しく水気をとる

<手順①のポイント>
濡れている髪は傷みやすいため、優しく扱いましょう。
手順②髪の毛の内側にブラシを通し、毛先からとかしていく。
とかした後は、髪全体に洗い流さないトリートメントを馴染ませる

<手順②のポイント>
根元から一気にブラシを通そうとすると、絡まりやすく、傷みの原因になってしまいます。
手順③前髪をわけとり、普段の分け目と逆の方向(普段右分けなら左)に引っ張りながら乾かす
手順④普段の分け目の方向に引っ張りながら乾かす
手順⑤トップの髪の毛を分けとり、右に向かって引っ張りながら乾かす
手順⑥手順⑤と同じように、トップの髪の毛を左や前後に引っ張りながら乾かす

<手順③~⑥のポイント>
乾かすときは、分け目を無視してさまざまな方向から乾かすこと。
ランダムに乾かすことでくせがつきにくく、まとまりやすくなります。
手順⑦左後ろの髪を掴んで指を地肌にそわせ、頭の丸みに合わせて後ろから前に引っ張って乾かす

手順⑧右後ろも同じように乾かす
手順⑨ハチ周りの髪の毛を分けとり、頭の丸みに合わせて上から下に引っ張りながら乾かす。
ある程度乾いたら、前から後ろに向かって乾かす


<手順⑦〜⑨のポイント>
髪の毛を掴む指は、髪の中間位置で挟むようにすること。
さらに上から下(根元から毛先)に向かって乾かすことで、ツヤが生まれます。

また、後ろの髪を乾かすときは後ろから前に、ハチ周りの髪を乾かすときは前から後に髪の毛を動かすのが◎
毛先が内側にまとまりやすく、顔の丸みに合わせた自然な内巻きになります。
手順⑩反対側も手順⑧・⑨の方法で乾かし、完成

内巻きボブをコテで作る方法

手順①手のひらにヘアオイルをのせて伸ばし、髪全体に馴染ませる
手順②ハチ周りの髪の毛を上下にわけ、クリップなどでブロッキングする
手順③ハチ下の顔まわりの毛をとり、コテで髪の中心を挟み、下に向かって一度熱を通す
手順④再度コテで髪の中心を挟んで下ろし、毛先で半回転させ、内巻きにする

他のハチ下の髪の毛も同様に毛先を内巻きにする
手順⑤ハチ上の髪の毛をおろす
手順⑥ハチ上の顔まわりの毛を分けとり、手順③と④の工程を繰り返す

他のハチ上の髪の毛も同様に毛先を内巻きにして、完成!

内巻きボブをカーラーで作る方法

手順①まず、髪全体をブラッシングしておく

細めのホットカーラーを2本、太めのホットカーラーを4本用意する
(この工程では、25mmのホットカーラーと30mmのホットカーラーを使用しています)


毛先のカールの大きさは、ホットカーラーの太さによって変わります。 太ければ太いほど大きなカールになるので、どんな印象の内巻きボブにするのかで太さを変えてみましょう。
手順②頭頂部(トップ)の髪の毛を上に向かってもち、髪の内側を25mmのカーラーでとかす

毛先をカーラーにそわせて、根元まで巻き込み、ストッパーでとめる

手順③後頭部の髪の毛を左右でわける

右側の髪の毛を分けとり、軽く30mmのカーラーでとかす

少し顔側に引っ張りながら、根本まで巻いていく(巻いたらストッパーでとめる)

手順④右サイドの髪の毛を分けとり、少し顔側に引っ張りながら根本まで巻いていく(巻いたらストッパーでとめる)
手順⑤前髪をとって25mmのカーラーでとかし、毛先から根元まで巻いていく
*このとき、前髪のストッパーはカールをつけすぎないよう数十秒たったら外しましょう!

前髪のストッパーを外した後、1分ほど立ったらトップ、後頭部、サイドの順番でストッパーを外す
手順⑥手のひらにオイルを伸ばし、毛先、表面、前髪の順で馴染ませる

毛先を何束かつまみ、束感を出して完成!

内巻きボブの作り方3:パーマ

「しっかり内巻きをキープさせたい」「スタイリングではなかなか再現できない」という方は、パーマで内巻きを作ると◎

パーマによる内巻きは、毛先のワンカールはもちろん子犬のようなふわふわ内巻きなど、スタイリングでは難しいおしゃれなスタイルにできちゃいます♡
やってみたいスタイルによって必要なパーマが変わるので、以降で紹介するお手本スタイルを見せながら美容師さんに相談しましょう。

ニーズ別内巻きボブカタログ1:前髪あり

ここからは、カットやパーマのお手本となる内巻きボブスタイルをご紹介していきます。
まずは前髪ありの内巻きボブ。
女性らしいかわいらしい印象を与えてくれるので、ガーリーな雰囲気に仕上げたい方におすすめです♡
流し前髪とAライン内巻きで上品に
ふわっとしたAラインが特徴的な内巻きボブ。 トップはすっきり、毛先にかけてボリューム感を出した内巻きボブは、女性らしい上品な仕上がりに。 顔まわりにボリュームがあるので、小顔効果も期待できます。 同じく上品に魅せてくれる流し前髪とも相性抜群です◎
オン眉&くるんと毛先で作るキュートボブ
オン眉ぱっつん × 内巻きボブは、かわいらしさ抜群の組み合わせ。 あどげない印象を与えてくれるとってもキュートな髪型です♡ 全体を丸く内巻きにするのではなく、毛先だけくるんとカールさせるのがポイント◎
斜めバング × すっきり内巻きボブ
こちらは全体的にすっきりとした印象の内巻きボブ。 ストレートアイロンで巻いているので、コテよりもカールが緩やかで大人っぽく見えます。 全体のボリュームを抑えやすいので、髪が広がりやすい方にぴったり。 斜めに流した前髪がアンニュイな表情にしてくれていますね。

ニーズ別内巻きボブカタログ2:前髪なし

前髪なしの内巻きボブは、顔の周りがすっきりとするためクールで大人っぽい印象を与えます。
キュートな印象からイメージチェンジしたい方や、大人っぽく魅せたい方におすすめのスタイルです。
シンプルさがこなれ感につながる切りっぱなしボブ
前髪なしかつ切りっぱなしのボブスタイルは、とてもシンプルな髪型。 取り入れやすいだけでなく、あえて飾りすぎないところが、こなれっぽく見えるヘアスタイルです◎ そこに内巻きの要素を取り入れれば、ナチュラルな毛流れが作れて一層おしゃれに!
センターパート × 韓国風内巻きボブ
センターパートと毛先に重みのある内巻きボブを合わせたスタイル。 ガーリーな大きめのカールが特徴的ですが、センターパートで上品にまとまっています。 どちらも韓国風のスタイルなので、韓国っぽいおしゃれを楽しみたい方におすすめ。
大人かわいいかきあげ内巻きボブ
クールになりがちな前髪なしのボブスタイルですが、前髪を立ち上げるとフェミニンな印象に。 こちらはふんわりとした内巻きボブにかきあげをプラス。 かわいいもキレイも叶える、大人の女性に相応しいスタイルに仕上げています。

ニーズ別内巻きボブカタログ3:短め

毛先の長さが顎先より上に収まる短めのボブ。
ミニボブや、ショートボブなどが当てはまりますね。
これらは全体的にコンパクトなフォルが特徴で、あどけない印象を演出してくれます。
そこに内巻きボブを加えれば、一気にガーリーなスタイルに! ここでは、そんなショートボブやミニボブに内巻きをしたスタイルをご紹介します。
ミニボブ × 黒髪で軽やかにみせて
すっきりした印象の黒髪ミニボブスタイル。 重たく見える黒髪ボブも、短くして内巻きの動き加えると軽やかに見えます。 より一層軽やかに見せたいなら、前髪をシースルーにしてみてもいいかも◎
短め内巻きボブはハイトーンでフォルムの存在感を出す
短めの内巻きボブは、あまり大きくカールできないことも。 そんなときは軽い内巻きでもフォルムの存在感が出るよう、ハイトーンカラーいれてみるのがおすすめ! こちらは柔らかいベージュカラーで、存在感と守りたくなるような儚さを引き出しています。
前上がりボブは前髪でバランスととると◎
内側に入る顔まわりの毛が印象的な前上がりボブ。 フェイスラインがスッキリと見える分、重め前髪を取り入れるとバランスが取れて◎ 目元に視線が集まり、キュートで個性的な内巻きボブスタイルが作れるでしょう。

ニーズ別内巻きボブカタログ4:長め

毛先のラインが顎よりも下にくる長めのボブ。
そもそも女性らしさが出る長さなので、内巻きボブとも相性抜群!
スタイルの幅が広いので、同じ内巻きでも雰囲気を変えられるのが魅力です◎
自然なカールの内巻きボブ
肩上の絶妙な長さを持つミディアムボブ。 ほどよく毛先に向かってカールがついており、はねやすい毛先をカバーしています。 巻いて作るもよし、美容師さんに相談してカットで作るもよし◎
内巻きワンカール × 肩下ロブ
毛先のくるんとしたカールがキュートなロブ。 内巻きのパーマをかけることで、はねやすい長さの髪もまとまりが良くなります。 「伸ばしかけでも、おしゃれに可愛く見せたい」という方におすすめです!
韓国風くびれ内巻きボブ
こちらは毛先を内巻きに、トップを外巻きにしたボブスタイルです。 内巻きがベースですが、くびれるようなフォルムが韓国っぽい! トレンドをしっかり取り入れたい方におすすめです。

自分だけの内巻きボブをつくろう!

今回は、内巻きボブを作る「ヘアカット」「スタイリング」「パーマ」の方法についてご紹介しました。 ニーズ別の内巻きボブカタログもご紹介したので、ぜひ自分のニーズに合わせてチェックしてみてください! 内巻きボブを作る方法はひとつじゃありません。 あなたに合った方法で、理想の内巻きボブを手に入れちゃいましょう♡