女子にもメリット多。刈り上げスタイルを取り入れてみない?

ハサミやバリカンを使い、グラデーションのように髪を短くしていく刈り上げスタイル
刈り上げスタイルは、伸びやすい耳周りや後頭部の髪をさっぱりとさせてくれることから、特に男性に人気のスタイルでした。
最近は女性でも取り入れる人が増えていることで注目されています。
クールなおしゃれさが魅力刈り上げスタイル、実は女性にとってメリットが多いスタイルでもあるんです。


一番のメリットはスタイルの幅広さ。
刈り上げる範囲や長さで、同じベースを持つヘアスタイルでも異なる印象を作り出してくれます。

また、刈り上げスタイルにすればおしゃれにボリュームダウンをすることが可能に。
毛量の多さや髪の広がりに悩んでいる人も重宝するスタイルと言えるでしょう。

その他にもロングの方ならポニーテールとのギャップを楽しめる、いわゆる2WAYヘアにもできるのがメリットです。

女子の刈り上げスタイル選びのポイント

取り入れ方1つで印象が変わる刈り上げスタイル。
刈り上げを主役にしたり、アクセントとして取り入れたりデザインは様々です。
そんな刈り上げをどこにどう取り入れれば、理想のヘアスタイルになれるのか悩む方もいるはず。

ここでは、初めて刈り上げスタイルに挑戦する方でも安心の、刈り上げの取り入れ方について3つのポイントをご紹介します。

ポイント1:どこを刈り上げるか決める

女性の刈り上げスタイルで注目すべき場所は、主にサイド、襟足、もみあげの3箇所。
どこか一つを刈る場合もあれば、サイドと襟足など、2つを一緒に刈り上げることもあり、これは後ほど説明する範囲の印象にも影響します。

例えば画像のようなにサイドを刈り上げ、上に髪の毛を被せるような定番のツーブロックスタイル。
これは刈り上げがスタイルの印象のサポートに入ります。
被せた髪をタイトに見せてくるため、きっちりきれいな印象のスタイルに仕上がるんです。
反対に襟足を刈ると、刈り上げが主役に躍り出ます。
他の髪とのコントラストが強まり、よりかっこいい印象を手に入れられるでしょう。

ちなみにもみあげは刈り上げる部分がとても小さいため、もとの髪型の印象にクールなスパイスをプラスするイメージになります。

ポイント2:刈り上げる範囲を決める

刈り上げる場所と密接に関係するのが刈り上げる範囲。
先ほど説明した場所で置き換えると、もみあげ< 襟足 < サイドと範囲が大きくなっていきます。

刈り上げスタイルは範囲が大きくなればなるほど、当たり前ですが見える範囲も大きくなるため、個性的な印象が強まります。
ベースの髪型によりエッジを効かせたいのであれば、広い範囲で刈り上げるのがおすすめです。

また、広範囲で刈り上げることで、髪の毛全体のボリュームを抑えることもできます。
髪の毛が多く、野暮ったくなりやすいとお悩みの方は、積極的に刈り上げを取り入れてみてもいいかもしれません。

ポイント3:刈り上げる長さを決める

最後のポイントは、刈り上げる長さ。
男女ともに刈り上げる部分の長さはmm単位で調整していきます。
実はここが、最もスタイルの印象を左右するポイントなんです。

例えば1mm以下から1mmの長さにすると、ほぼ地肌が見えた状態になります。
2mmから6mmまでもうっすら地肌が見えるようなスタイルなので、さっぱりとメンズライクな印象を受けるでしょう。
かっこよさに振り切りたい場合は、短めに刈り上げるスタイルがフィットするはずです。
ただ、柔らかな印象も残しておきたいときは、画像のように長めに刈り上げてもらうのがベター。
大体6mm以上で、フェミニンな印象を残した刈り上げにすることができます。
また刈り上げる時に、グラデーション状に刈り上げてもらうと、形に丸みがでて可愛らしい印象にもなります。

刈り上げ部分が伸びてきたらどうすればいい?

刈り上げスタイルは、ミリ単位で作るスタイルのため髪の伸びを感じやすいのが特徴。 そのため刈り上げスタイルでない頃に比べ、早い段階で収まりづらさを感じることもあるでしょう。

家にバリカンがある方は、自分でブロッキングをし刈り上げるというセルフメンテナンスも方法の1つではあります。
しかし、見えない後ろ部分を自分で整えるのは失敗のリスクも。
自身がない方はサロンに通って定期的に整えてもらうのがベターです。

美容室で刈り上げスタイルを手入れする頻度は?

刈り上げスタイルにする場合、お手入れの頻度が気になりませんか?

きれいな刈り上げスタイルを維持するためには、1か月に1回、カットメンテナンスで美容室を訪れるのがおすすめ。
人間の髪は1か月で約1.5cm程度伸びるため(伸びるスピードには個人差があります)、刈り上げのすっきり感を保つためにこまめなお手入れを心がけましょう。

女子におすすめの刈り上げスタイル1:ショート

刈り上げスタイルの選び方のポイントが分かったら、さっそく実際のスタイルを見ていきましょう。

まずはショートレングス。
ショートは刈り上げとの組み合わせで一番王道のスタイル。
かっこよくさっぱりとした印象で、日々の手入れをもっと楽にしたいという方におすすめ。
襟足のコントラストがおしゃれなハイトーンショート
前髪を長めにとったショートヘア。 こちらは襟足を上から下にかけて短く刈り上げており、全体がスッキリとした印象になっています。 襟足の部分だけあえて色を抜かないことで、おしゃれなコントラストを演出できているのもポイントです。
ジェンダーレスなハンサムショート
トップの髪を重めに残し、前下がりの形になるハンサムショート。 前髪ではフェミニンさを残しつつ、サイドと襟足をがっつりと刈り上げることで個性的かつメンズライクな印象をプラス。 直線的なカットラインも含めて、極めてジェンダーレスなスタイルです。
刈り上げを加え、タイトに仕上げたミニボブ
襟足の内側をソフトに刈り上げ、全体をタイトに仕上げたミニボブ。 ボブの可愛らしい印象はそのままに、襟足の刈り上げとカットラインを揃えることでちょっぴりモードな雰囲気も醸し出しています。

女子におすすめの刈り上げスタイル2:ミディアム

次に、ミディアムレングス。
ぱっと見のボリューム感はそのままに、ふとした時に覗く刈り上げが魅力のスタイルです。
メリハリを作りたい、ボリューム調整を思い切ってしたいという方におすすめ。
刈り上げで毛先の遊びが活きるミディアムボブ
くるんとハネた毛先が可愛らしいミディアムボブスタイル。 こちらは内側のサイドの髪の毛をしっかり刈り込んでいます。 サイドのフォルムがタイトになるので、残されたトップの丸みや毛先のハネが引き立つのがポイントです。
ウルフに合わせておしゃれ度アップ
ウルフカットに刈り上げを合わせればおしゃれ度がぐっと向上します。 耳にかけないときは、フェイスラインを包むような丸みのあるフォルムになります。 耳にかければ、刈り上げ部分が覗くことでメリハリのあるスタイルに。
低く&浅くがポイントのスキンフェード
こちらは、低く&浅くスキンフェードにしたスタイル。 範囲が狭く、隠しやすくもあるため初めて刈り上げスタイルに挑戦する方にもおすすめ。 その日の気分でアレンジを変えて、刈り上げを楽しみましょう。

女子におすすめの刈り上げスタイル3:ロング

最後にロングレングス。
おろしても、ポニーテールにしても素敵な2WAYスタイルです。
個性的なかっこよさのある印象で、おろしているときとは全く違う雰囲気を出したいというおしゃれさんにおすすめ。
大胆なスキンフェードロング
サイドからバックまで大胆に刈り上げたロングヘア。 耳周りのスキンフェードから、上に向かって髪が長くなるようにカットをしているので、自然なグラデーションが作られています。 デザイン性の高いスキンフェードスタイルなら、個性的で他と人と差がつくおしゃれが楽しめるはず。
メンズライクなギャップをもつ、ストレートロング
襟足部分をしっかり刈り上げたロングヘア。 髪を下ろしているときは、きっちりとした自然なストレートロングに見えます。 しかし、髪をまとめるとご覧の通り、メンズライクな印象を演出することができるギャップスタイルです。
姫カットと相性バッチリなサイド刈り上げロング
サイドの髪の毛の内側を刈り上げた黒髪ロングヘア。 最近のトレンドでもある姫カットと合わせて、可愛らしさの中にピリッと辛味が効いたスタイルに仕上げています。

刈り上げで、ヘアスタイルの幅を広げよう

紹介してきた通り、取り入れる場所やカットの仕方によって幅広い印象が作り出せる刈り上げスタイル。 髪の量が多い人にとってはコンプレックスを解消でき、おしゃれなだけじゃない、メリットの多いスタイルであることもわかりました。 スタイルを選ぶ際は、今回覚えた「場所、範囲、長さ」の視点でみると◎ 自分のなりたいイメージが固まったら、サロンで美容師さんに相談してみましょう。 刈り上げスタイルが得意、というサロンも多いので、まずは相談しやすい近くのサロンを探してみてくださいね。