ブレイズってどんな髪型?

ブレイズヘアとは、小分けにした毛束を細かい三つ編みにして作るスタイルのこと。
生まれつき髪にクセの多いアフリカ系の方たちが、おしゃれを楽しむために生み出したと言われています。

ブレイズヘアはブレイクダンスなどの頭文字「B」を由来とする「B系」ヘアのひとつ。
HIPHOPやストリート系のファッションを好む若者やダンサーたちに長く愛されてきました。
近年は、海外セレブのファッションやアーティストのヘアメイクとして取り入れられるように。
日本でも憧れる方が増えている髪型なんです!

髪全体を編んだり、ポイントで取り入れたり、エクステでカラフルに仕上げたりとアレンジの幅が広いブレイズヘア。
魅力を知って、自分にぴったりのスタイルを見つけてみてくださいね♡

似ているようで違う。ブレイズ・コーンロウ・ドレッド

小分けにした毛束を細かく三つ編みにして作るブレイズヘア。
地毛やエクステのどちらでも楽しむことができ、髪全体を編むスタイルや一部分に取り入れるスタイルなど誰でも挑戦できるところが魅力です。

ところで、ブレイズヘアの他にも編み込んで作る髪型は多いですよね。
「コーンロウ」や「ドレッド」はその代表例。
これらには、それぞれ違いがあります。
ここからは「コーンロウ」と「ドレッド」の特徴とブレイズヘアとの違いをチェックしていきましょう!

各スタイルをミックスすればアレンジの幅がさらに広がり、おしゃれ度がUPするのでおすすめですよ◎
コーンロウは、ブロックに分けた毛束を頭皮から編み込んで作る髪型のこと。
仕上がりがトウモロコシのように見えることからその名がついています。
「毛束」を三つ編みするブレイズと混同されやすいスタイルですが、コーンロウは「頭皮」に編み込むという違いがあります。

ブレイズが編みおろすスタイルである一方、コーンロウは高いデザイン性が特徴。
生え際から襟足に向かって編み込むのが基本ですが、ハート型や曲線などを取り入れたスタイルも楽しめます。
ドレッドは細かいカールやウェーブをかけた髪を複雑に絡ませ、収縮させて作るヘアスタイルです。
髪が絡まって束状になっているドレッドは、ブレイズのように編み目が見えないため、仕上がりに違いがあります。

ドレッドヘアは、写真のような「ソフトトレッド」や毛束を細く捻じる「パイプトレッド」など種類も豊富◎
毛束の太さや編み方で異なるスタイルが楽しめるのもドレッドの魅力です。

ブレイズヘアはこんな人におすすめ

個性を出しやすいブレイズヘアは次のような方におすすめです。

・HIPHOP系やストリート系のファッションが好きな方
・ガラリと印象を変えたい方
・かっこいい雰囲気のヘアスタイルに挑戦したい方
・ライブやダンスの発表会、お祭りなどのイベントに行く方
・ヘアスタイルにアクセントが欲しい方

髪全体を編み込むとインパクトが強いブレイズヘア。
抵抗がある場合はポイントで取り入れるのがおすすめです。
顔周りやサイドにブレイズをプラスすることで程よいアクセントになり、普段とは違ったヘアスタイルが楽しめます。

地毛を編むのもおしゃれですが、カラーエクステでメリハリをつけるのもかわいいですよ♡

ブレイズヘアはショートでもできる?

ここからは実際にブレイズヘアを始めたい方のためによくある疑問を解決していきます!
まずはブレイズヘアに必要な長さについて。

ブレイズヘアはほとんどの場合、エクステを使用します。
そのため、地毛の長さが10㎝以上あればショートヘアの方も挑戦できます。

ただし、ミディアムやロングヘアの方よりも髪が編みにくいため、事前にパーマをかけてまとまりやすくしておくのが◎
写真のような前髪やサイドなどのポイントで入れる、エクステで長さを出すなど、美容師さんと相談しながらさまざまなブレイズヘアを楽しんでくださいね!

ブレイズヘアはどれくらいの期間もつ?

ブレイズヘアの持続期間は、髪の長さやお手入れによって異なりますが2~3カ月程度。
根元が伸びて目立ってきたら編み直しのタイミングです。

エクステと一緒に編み込んでいる場合は、ハサミを使ってエクステを切り離しながら1本ずつほどいていく必要があります。
髪を傷めないように慎重に行わなければならないため、編み直しは美容師さんにお願いしましょう。

ブレイズヘアはセルフで挑戦できる?

ブレイズヘアは、前髪やサイドなど見える部分であればセルフでも挑戦できます。

ほとんどのブレイズヘアはエクステ一緒に編み込んでいるため、地毛の量やバランスを見ながら丁寧に行うことが重要なんです。
そのため髪全体を三つ編みにする全頭ブレイズは、後ろの髪も編み込まなければならず、セルフはほぼ不可能。

仕上がりや持続期間など完成度の高いブレイズヘアを手に入れるなら、美容師さんにお願いするのがベストです◎

美容院でブレイズヘアを頼むといくらかかる?どのくらいかかる?

ブレイズヘアの値段は施術範囲や髪の長さ、デザインなどによって異なります。

全頭ブレイズを受ける際の値段相場は、30,000円~50,000円ほどで、ポイントで取り入れる場合は1本500円~1,000円ほどが目安です。
施術時間は全頭ブレイズで3~4時間以上はみておくとよいでしょう。

美容院によって価格設定や施術時間に差があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

ブレイズヘアにしたあと、髪はどう洗えばいい?

ブレイズヘアにした後は、次のような手順で3日~1週間に1回程度洗髪を行いましょう。

手順① しっかりと泡立てたシャンプーを頭皮にのせる
手順② 地肌をなでるように優しく洗い、毛束にも泡立てたシャンプーをつけて揉み込むようにして洗う
手順③ 髪にシャンプーが残らないようにしっかりとすすぐ
手順④ 低温のドライヤーで三つ編みの内側までしっかりと乾かす


湿気が残ると、雑菌が繁殖しにおいの原因になります。
洗髪後はしっかり乾かすことが大切です。
また、コンディショナーやトリートメントは、髪が滑って三つ編みがほどけやすくなるため控えましょう。

自分で洗うのが難しいという方は美容院でシャンプーをしてもらうのがおすすめ◎
長くおしゃれなブレイズヘアを楽しむために丁寧なケアを心掛けましょう。

オーダーの参考に。おすすめブレイズスタイル集

ここからはおすすめのブレイズスタイルを紹介していきます!

地毛に合わせたものやカラーで目立たせたもの、エクステを使ってポイントで楽しめるものなど幅広いスタイルがあるので、自分のなりたいイメージのスタイルを見つけてくださいね。
クールなブルーのブレイズ
鮮やかなブルーカラーが目を引くクールなブレイズスタイル。 髪を小分けにするとき、通常は四角くブロッキングしますが、三角にブロッキングするとハイセンスな仕上がりに◎ ダウンスタイルもおしゃれですが、ハーフアップやお団子で三角形デザインを目立たせると違った雰囲気が楽しめます。
目を引く2色のイエローブレイズ
イエローと蛍光イエローのエクステはインパクト抜群! 地毛が暗めなのでコントラストが出てかっこよく仕上がっています。 毛先をしっかり巻いてかわいさもプラス♡ 被りにくいブレイズヘアに挑戦したい方におすすめのスタイルです。
ゆめかわいいパステルブレイズ
ピンクと水色の2色をランダムに編み込んだゆめかわいいブレイズスタイル。 地毛の色がほとんど見えないため、エクステのパステルカラーが引き立って女の子らしい雰囲気に♡ 毛先までしっかり編み込んであるので強度も◎
ブラックカラーのロングブレイズ
ブラックのエクステを60本使用して作ったロングブレイズ。 地毛に馴染むカラーのエクステなら、伸びてきても目立ちにくいところがうれしいポイント◎ ロングスタイルなので、写真のようなポニーテールやお団子などさまざまなアレンジで楽しむのもおすすめです。
ブロンド風メッシュブレイズ
白金のブロンド風エクステをベースに、ピンク色のエクステをメッシュとしてプラスしたブレイズスタイル。 カラーエクステをポイントで取り入れることでデザイン性の高い仕上がりに◎ どんなスタイルでもピンク色のメッシュが見えるおしゃれなスタイルです。
カラフルな極太ミックスブレイス
パステルカラーのカラフルなエクステを使い、高い位置のツインテールに仕上げたブレイズスタイル。 後頭部のブロッキングとカラフルなラバーがエクステとマッチしています◎ ポップでかわいい雰囲気がイベントにぴったりです!
カジュアルなポニーテール×ブレイズ
地毛のカラーに合わせたエクステを編みこみ、ポニーテールに仕上げたスタイル。 毛先にボリュームを持たせ、ゴールドのアクセサリーでアクセントをプラス。 ブレイズを取り入れることで、普段のポニーテールもとってもおしゃれに仕上がりますよ♡ 初めてブレイズヘアに挑戦する方にもおすすめです。
大人かわいいブレイズ×ツインテール
ロングヘアの方におすすめの地毛を編み込んだブレイズスタイル。 左右2本ずつ編み込むことで、いつもとは違うツインテールが楽しめます。 幼く見えやすいツインテールも、ブレイズを取り入れることで大人っぽさがプラスできますよ◎
コーンロウとブレイズのミックススタイル
こちらはコーンロウとブレイズを組み合わせたスタイル。 もとのシルバーヘアを活かし大人っぽく仕上げています♡ 年齢問わず楽しめるところがブレイズヘアの魅力のひとつ! 基本の編み下ろしスタイルですが、編み込みの太さを変えているのでデザイン性も◎
前髪のポイントブレイズ
前髪部分に深緑のエクステを編み込んだブレイズスタイル。 三つ編み部分を短くすることで地毛と一緒に巻くこともできちゃいます◎ エクステの本数やカラーを変えて楽しめるので、ブレイズ初心者さんにおすすめですよ。

テクニックが必要なブレイズ。得意な近くのサロンを探そう

モデルやアーティストが取り入れるようになり、国内でも注目を集めているブレイズヘア。 ブレイズヘアは髪全体やポイントなど幅広く楽しめるため、誰でも挑戦できる髪型です。 ただし、ブレイズヘアは施術を受けられるサロンが限られているのも事実。 1本ずつ丁寧に作り上げていくので、ある程度のテクニックが必要になるためです。 ブレイズヘアに挑戦してみたい方は、まず自宅の近くにサロンがあるかチェックしてみてくださいね!