パーマをかけたいけど、どれを選べばいいの?

近年は、ラフなファッションやナチュラルメイクがトレンドですよね。
そんななか注目されているのが、自然な抜け感を叶えてくれるパーマ。
SNSでも、おしゃれなパーマスタイルの投稿が増えています。

さらに、パーマには機能的なメリットも。
髪の形をキープできるので、いつでもサロン帰りのようなスタイルを再現することができます。

トレンドを取り入れたい方はもちろん、「毎日スタイリングをするのが大変!楽に髪型をきめたい」という方にもおすすめなんです♡
ただ、パーマをかけたいときに迷いがちなのがその種類。
サロンのメニューを見るとパーマの名前がたくさん出てきて、どれが自分に合っているのか分からないことも多いですよね。

そこで今回は、そんなパーマの種類についてまるっと解説!
髪質や顔型別のおすすめスタイルもあわせてご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください◎

パーマをかける前に確認したい、2つのポイント

パーマをかけるとしばらく形が残るため、なかなか失敗できないですよね。 「思っていたのと違う!」なんてことを防ぐために、かける前に以下のポイントを確認しておきましょう。

ポイント1:パーマは大きく分けて2種類。それぞれメリットが異なる

パーマの種類は、「熱を使用するかしないか」で大きく2つに分類されます

一般的に熱を使用せず薬剤のみで施術するのは「コールドパーマ」、熱を使用するのは「ホットパーマ」と呼ばれており、そこからさらに細かいパーマの種類に分かれているんです。

「コールドパーマ」は比較的ダメージが少なく、短時間で施術できることが特徴。「ホットパーマ」は形がつきやすく持ちが良いことが特徴◎
こちらについては、後ほど詳しく解説していきます!

ポイント2:パーマをかける強さにも注意

パーマはその種類だけでなく、かける強さによっても仕上がりが異なります
スタイルの雰囲気もそうですが、場合によっては想像以上に短くなってしまうことも。

これらを踏まえたうえで、なりたい印象や長さなど、どんなパーマが希望なのか再確認しておきましょう。
その他パーマで失敗しないためのポイントは、以下の記事も確認してみてください◎

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パーマの種類を徹底解説!コールドパーマ編

それでは、先ほど少しお伝えしたパーマの種類について解説していきます。

まずは、熱を使用しない「コールドパーマ」について。
一般的に「パーマ」と呼ばれるものはこちらを指していることが多く、髪が濡れたときにカールが生まれるのが特徴です。
乾くと巻きがゆるくなり、ふわっとした仕上がりになります。

メリットは、熱を入れないので比較的ダメージが少なく、短時間で施術できること
火傷の心配もないため、根元からカールをつけることができます。

デメリットはカールのもちが短いこと
また、濡れていないと髪の動きが出にくいため、ヘアセットなどのお手入れが必要になります。

代表的なコールドパーマは、水パーマ、コスメパーマ、クリープパーマなどです。

水パーマ

スチーム(水蒸気)をあててかけるパーマ。
髪に水分を含ませてキューティクルを開き、薬液が浸透しやすい状態をつくります。
これによって少量の薬剤でパーマがかかるため、髪へのダメージが少ないんです。

コスメパーマ

医薬部外品ではなく「化粧品(=コスメ)」として登録されている、髪への刺激が弱めの薬剤でかけるパーマ
薬剤自体のダメージが少ないため、通常不可能な「カラーとの同時施術」ができるんです!

クリープパーマ

パーマの手順に時間を置く工程を挟むことで、「クリープ化」という現象を起こすパーマ
この現象を利用することで、髪への負担が軽減する、クセづきやすくなるのがメリットです◎

パーマの種類を徹底解説!ホットパーマ編

つづいては、熱を使用するホットパーマについて。

熱を当てるため、形がつきやすく持ちが良いのがメリット。
なかなかアイロンのクセがつきにくい人でも、しっかりカールがかかりやすいんです!

また、髪の毛が乾燥した状態のときにカールが強くなるのも特徴のひとつ。
乾かすだけで、毎朝のスタイリングが簡単に決まります◎

ただ、比較的髪へのダメージは大きめ
毛先や髪の表面などにかけるのに適したメニューです。

代表的なものでは、デジタルパーマ、アイロンパーマなどがあります。

デジタルパーマ

薬液を付けてロッドで巻いた髪に、専用の器材で熱を加えてカールをつけるパーマ
「形状記憶パーマ」とも呼ばれ、持ちが非常に良いのが最大の特徴です。

立体的で大きく、しっかりとしたカールに仕上がります。

アイロンパーマ

ロッドではなく、細めのアイロンやコテで形をつけるパーマ
アイロンの太さでカールの強さを変えられるため、幅広いスタイルに対応できます。
とくにデジタルパーマでは難しい、より細かいパーマに適したメニューです。

ロッドを巻けない短い髪でも可能なので、メンズの方に多く用いられています。

バクハツしない?ぺたんこにならない?髪質別おすすめパーマ

パーマの種類を学んだら、次は自分に合ったパーマを選んでいきましょう。 まずは「髪質」をチェック! パーマとの相性や仕上がりは、髪質も大きく影響します。 ここでは「細めで柔らかめ」「太めで硬め」「くせ毛」の3タイプに分けて、おすすめのパーマをご紹介します◎

髪が細めで柔らかめの方におすすめのパーマスタイル

ニュアンスパーマでエアリー感を引き出して
細めで柔らかい髪質の方は、その質感が活かせるニュアンスパーマと相性ばっちり! くしゃっとしたパーマと柔らかい髪質のおかげで、エアリー感たっぷりに仕上がります◎ ボリューム感をしっかりと出して、どこから見ても可愛いスタイルに!
繊細な髪にはコスメパーマで
髪が細く柔らかい方は、繊細でダメージを受けやすいのが悩みどころ。 そのため、髪への負担が比較的少ないコスメパーマがおすすめです◎ 自然で飾らないウェーブが髪質と相まって、ふんわりとした質感を演出してくれます。

太めで硬めの方におすすめのパーマスタイル

丈夫な髪にはデジタルパーマがおすすめ
硬くて太めな髪質の場合、髪が丈夫な反面パーマがかかりにくいと感じることも。 そんなときはデジタルパーマがおすすめ◎ パーマがかかりにくい髪でも、理想のウェーブが長持ちします!
低温デジタルパーマでダメージを軽減
「熱を使うデジタルパーマは、髪への負担が心配……」 そのような方におすすめなのが、低温でかけるデジタルパーマ。 髪全体ではなく、毛先のみなど部分的にすると、よりダメージを少なくすることができます◎

くせ毛さんにおすすめのパーマスタイル

ストカールでまとまる髪に
「髪の生えグセや毛先のハネで、髪がうまくまとまらない……」と悩みがちなくせ毛さん。 そんな悩みには、縮毛矯正×デジタルパーマの「ストカール」がおすすめ。 根元をしっかり伸ばして毛先はワンカールさせることで、広がる髪もきれいにまとまります!
あえて髪のクセを活かすなら無造作パーマが◎
髪のクセやうねりが気になる方は、あえてそれを活かした無造作パーマもおすすめです! もともとの髪質を活かすため、より自然で動きのある仕上がりに。 襟足はすっきりさせると、クセを活かしながらもおさまりの良いスタイルが完成します◎

自分の顔型にあったパーマはどれ?顔型別おすすめパーマ

自分に合ったパーマスタイルを選ぶために、次に確認したいのは「顔型」。 顔の形を活かしたり、補正したりするポイントをおさえれば、よりお似合いのパーマスタイルが見つかります。 丸顔さんや面長さん、逆三角形顔さん、四角顔さん、それぞれと相性の良いスタイルをチェックしましょう!

丸顔さんにお似合いのパーマスタイル

ゆるふわパーマで骨格カバー
ナチュラルなブラウン系カラーにゆるくパーマをかけたボブスタイル。 顔周りのパーマによって骨格の印象が緩和されています。 また、シースルーバングで縦の印象をプラスするのも◎ 抜け感のあるパーマとの相性もバッチリです!
センターパート&ウェーブで縦長感を
センターパートで縦長感を演出したロングヘア。 顔の丸みをカバーすることで、すっきりとした印象に。 加えてパーマで取り入れたウェーブが、幼く見えやすい丸顔さんに大人っぽい雰囲気も与えてくれます!

面長さんにお似合いのパーマスタイル

ひし形シルエットを意識して
縦長の印象が強い面長さんは、横幅を意識してバランスをとるのがおすすめ。 とくに顔周りの横幅を出せるひし形シルエットは、面長さんにとって黄金バランスなんです! 人気のウルフヘアは、そんなひし形シルエットをつくるのにぴったりのスタイル。 スタイリングが難しいスタイルも、パーマでを取り入れることで再現性高く仕上がります。
くびれヘア×パーマでつくるふんわりスタイル
トレンド感と小顔効果で人気のくびれヘア。 Sカールでくびれをつくり、顔周りに動きを出すことで、気になる輪郭の悩みをカバーできます。 トレンド感があって顔型とのバランスもとれる、逆三角顔さんにぴったりのスタイルです!

逆三角顔さんにお似合いのパーマスタイル

重心と目線を下に置く毛先パーマ
ゆるふわのパーマがキュートなボブスタイル。 毛先を中心に動きをつけることで、スタイルの重心が下に置かれます。 ハチ周りに対してあごが小さい、逆三角顔さんのバランスを調整してくれるんです◎
ウェーブパーマでこなれ感を
全体にウェーブパーマをあしらったスタイル。 ふわふわしたフォルムで可愛さがありながらも、無造作パーマでこなれ感も。 ボリューム感のあるスタイルで輪郭とのバランスを整えます。

ベース顔さんにお似合いのパーマスタイル

ボリューム控えめのパーマヘアもおすすめ
エラが気になりがちなベース顔さんは、サイドのボリュームは控えめにするのがベター。 とはいえストレートのロングヘアだと、重たいと感じてしまうこともありますよね。 パーマでゆるくウェーブをつけたこのスタイルは、サイドのボリュームは抑えながら柔らかさをプラス。 トップと顔周りにレイヤーをいれて軽さと動きを加え、骨格の印象もカバーしています◎
うざバングでこなれ感を
ゆるいパーマとうざバングでこなれ感を演出したスタイル。 顔周りにパーマで動きをプラスすることで、気になる輪郭悩みをカバーします。 落ち着いたブラウンカラーでナチュラルかつ大人っぽい雰囲気がポイントです◎

自分に似合うパーマでイメチェンしよう!

それぞれの種類や特徴をつかんでおけば、パーマを試すハードルも低くなるはず。 顔型や髪質にあったパーマスタイルを探して、今っぽくイメチェンしちゃいましょう! 「探してみたけどやっぱり不安……」「このスタイルにはどのパーマが合うのかわからない」などの疑問が浮かんだら、サロンで美容師さんに相談を。 髪質や普段のお手入れの仕方を聞きながら、最適なスタイルを提案してくれますよ。