ツインお団子とは?

形を変えることで、いつものヘアスタイルとは違った印象になれちゃうヘアアレンジ。
ポニーテールやハーフアップなど定番のスタイルはいくつかありますが、最近はアレンジを掛け合わせて作る新しいスタイルも多いんです。

今回紹介するツインお団子もその一つ!
ツインお団子とは、ツインテールをベースに、結んだ髪をお団子状にまとめたなんとも可愛らしいアレンジ
髪の結び方やお団子を作る位置を変えることで、いろんな印象が楽しめるのが魅力です。

作り方によっていろんな印象になれちゃうからこそ、活用できるシーンも様々。
ライブやテーマパークへのお出かけなど気分を上げたいイベントアレンジはもちろん、普段使いも◎
帽子の下からチラッとお団子を覗かせて、コーディネートのアクセントにすることもできちゃいます。

セルフ派?サロン派?それぞれのメリットデメリット

実際にアレンジするときに悩むのが、自分でセルフアレンジをするか、サロンで美容師さんにアレンジをお願いするか問題。
結論、どんなシーンで取り入れたいかによってどちらも活用するのがおすすめ。
ここではそれぞれの取り入れ方のメリットやデメリットとともに、活用シーンをお伝えしていきます。

セルフ派ツインお団子

まず、普段のおしゃれからツインお団子を取り入れたいときは、言わずもがなセルフで作るのがおすすめ
アレンジの手順を覚える必要はありますが、時間もお金もかからずさっと取り入れられます。

ただし、慣れない内はセットが崩れやすかったり、お団子の毛量が左右対称にならなかったりと、求めるスタイルが作りにくいことも。
セルフアレンジができるようになりたい方は、この後ご紹介するアレンジ方法を参考に、たくさん練習してみましょう。

サロン派ツインお団子

サロンアレンジをお願いする場合、イベントごとでの活用がベターです。
お出かけや行事でツインお団子をするなら、普段とは違う華やかなアレンジを楽しみたいし、なるべくセットを崩したくないですよね。
美容師さんの力を借りれば、セルフアレンジではやりづらい華やかなツインお団子を楽しむことが可能!
しっかりセットもしてくれるので、崩れにくく長持ちするスタイルを作ってくれます。

デメリットをあげるとすれば、ある程度時間がかかるということ。
髪の長さや目指すスタイルによって変動するので、サロンで当日アレンジをお願いする際は時間に余裕を持っておくと良いでしょう。
ちなみに、自宅の近くではなく予定がある場所の近くでセットをお願いすると、崩さずそのままの形でお出かけできるのでおすすめです。

セルフで作るツインお団子・基礎編

ここからはツインお団子をセルフで練習したい方のために、アレンジの基礎的なポイントと実践的な手順を解説していきます。
冒頭で伝えた通り、ツインお団子はツインテールをベースにお団子を加えたアレンジ。
つまり最初に作るツインテールの形が、スタイル全体の印象を決定づけるんです

ここではまず、ベースを作る上で意識したい以下3つのポイントを解説します。

・ツインテールの後頭部の分け方

・ツインテールを結ぶ位置

・ツインテールの結び方

ポイント1:ツインテールの後頭部の分け方

まずアレンジの初歩段階で重要なのが分け目の作り方
代表的なのは真っ直ぐ分ける方法とジグザグに分ける方法です。
前者は分け目の直線が見えてきちっとした印象になり、後者は分け目が隠れるものが多くふんわりとした印象になります

手櫛でざっくり分けとってもOKですが、崩れないスタイルを作るためにもサイドの髪をクリップなどでおさえ、後頭部の髪の毛をコームの柄の部分を使って分けとるのがおすすめです。

ポイント2:ツインテールを結ぶ位置

髪を分けたら、次はツインテールを結ぶ位置を決めます。
ツインスタイルは上のイラストのように、耳の位置を中心とした結ぶ位置によって印象が異なります

・耳より高めに結ぶ場合:アクティブで可愛らしい印象

・耳より低めに結ぶ場合:落ち着いていて、上品な印象


分け目同様スタイル全体の印象のベースとなるので、なりたい雰囲気や身につけるファッションアイテムに合わせて選ぶと良いでしょう。

ポイント3:ツインテールの結び方

最後のポイントはツインテールの結び方。
シンプルにまとめて結ぶ方法がオーソドックスですが、結び目に編み込みを加えるとさらにおしゃれなスタイルが出来上がります。
ここでは編み目が引き締まってまとまりがよい表編み込みと、編み目が浮き上がって華やかな裏編み込みの2種類をご紹介。
細めのゴムを用意して、ぜひチャレンジしてみましょう。
【表編み込みのやり方】

手順①左右どちらかのトップから、髪の表面を少し取り、均等に3つの毛束に分ける

手順②両端(ピンク・イエロー)の毛束を真ん中に持ってきて交差させる
手順③次の交差から、ブルーの髪に後頭部側の端の毛束の下の髪(パープル)も取り足して、ピンクの毛束の上で交差させる

手順④反対側の、顔側の毛束も同じように下の髪(グリーン)を取り足して、先ほどの毛束(ブルー&パープル)の上で交差させる
手順⑤ 髪が取り足せるところまで、同じ動作を繰り返して編んでいく

手順⑥髪を毛先まで編み終わったら、残った毛先を部分ゴムで結び、完成
【裏編み込みのやり方】

手順①後頭部側にあるピンクの毛束を、イエローの毛束の下を通しながら真ん中に持っていく

手順②前髪側にあるブルーの毛束を、ピンクの毛束の下を通しながら真ん中に持っていく
手順③次に後頭部側になったイエローの毛束を、ブルーの毛束の下を通しながら真ん中に持っていく

手順④フェイスラインに近いグリーンの毛束を、ピンクの毛束と一緒に、イエローの下を通しながら真ん中に持っていく
手順⑤最後に後頭部側になったグリーンの毛束を、中央のブルーの毛に足す

ここまでの工程を繰り返して毛先まで結び、完成

セルフで作るツインお団子実践編:巻き付け型お団子の作り方

ベースとなるツインスタイルが押さえられたら、いよいよ実践!
この項目以降では、3つのツインお団子のアレンジ方法を紹介します。

最初に紹介するのは巻き付け型。
結び目に対し毛束を巻きつけるように作るので、お団子部分をころんとした丸く作ることができます。
まるで動物の耳のような形が愛らしい印象にしてくれるアレンジです。
巻き付け型お団子の作り方の手順
手順①-1お団子を作りたい位置でツインテールを作り、毛束を三つ編みにしておく
三つ編みの根元と毛先はどちらも細めのゴムで縛っておきましょう。

手順①-2お団子の軸になる三つ編みの根元(縛っている部分)を片手で抑え、もう片方の手で三つ編みの毛先を持つ
三つ編みを頭に添わせるようにしながら、縛っている部分に巻き付けていく


手順①-3三つ編みがすべて巻き終わったら、毛先を隠すように、巻き付けたお団子の下に入れ込む
巻き付け型お団子の作り方の手順
手順②-1指でアメピンを開き、毛先をピンにかませる

手順②-2頭に添わせるように、お団子の中心に向かってピンを押し込み、完成

セルフで作るツインお団子実践編:折りたたみ型お団子の作り方

2つ目に紹介するのは折りたたみ型、編み込んだ毛束を折りたたんでお団子状にしていくアレンジです。
毛束を折りたたむので大きめのお団子を作りたいときにおすすめ。
折りたたみ方によっては丸ではなく細長い形にもできるので、ツノのようなアレンジにチェンジすることも可能です。
折りたたみ型お団子の作り方の手順
手順①お団子を作りたい位置でツインテールを作り、毛束を三つ編みにする
三つ編みの毛先を縛ったところで一度おり、毛先を頭側に折り込む


手順②毛先を折り込んだとき同様、三つ編みの根元までくるくると巻き込んでいく

手順③根元まで巻き込んだお団子と三つ編みの縛っている部分をピンでまとめ、完成

セルフで作るツインお団子実践編:輪っか型お団子の作り方

最後は輪っか型、編み込んだ毛束をねじって、輪っかを作るようにお団子にしたアレンジです!
くしゅっとした形にこなれ感がある上、お団子をほぐせばチャイナ風のヘアスタイルも作れちゃう一石二鳥なアレンジです。
輪っか型お団子の作り方の手順
手順①-1お団子を作りたい位置でツインテールを作り、毛束を三つ編みにしておく

手順①-2三つ編みの毛先を持ち、根元をおさえながら、前から後ろに三つ編みを一回転させる

手順①-3さらに三つ編みを回転させ、お団子を形づくる
輪っか型お団子の作り方の手順
手順②-1三つ編みの根本を毛先を一緒に持ち、細めのゴムでまとめる

手順②-2完成

サロン派必見!ツインお団子のオーダーポイント

セルフアレンジをするのが不安な子やイベントのために華やかなツインお団子を作りたい方は、サロンを予約してオーダーしてみましょう。
オーダーする場合はお団子の位置や大きさはもちろん、どんなシーンで使うのか、どんな雰囲気にしたいのかも伝えられると◎
参考になる写真があると、美容師さんも写真に近しいアレンジを目指してくれますよ。

ここからは、オーダーの参考になるおすすめのツインお団子スタイルカタログをご紹介していきます。

おすすめカタログその1:低めツインお団子スタイル

低めの位置で作るツインお団子は、落ち着いた雰囲気で普段使いしやすいスタイル。 耳の下やうなじのあたりなどでお団子を作るので、帽子などを被ったときにもチラッとみえ、ファッションのアクセントに。 お団子の大きさやあしらい、つけるヘアアクセサリーを変えれば、パーティーやフォーマルシーンにもぴったりなヘアスタイルを作ることもできます。

ドレッシーなファッションにも合うツインお団子
うなじ付近で髪の毛を2つにわけ、ツインお団子を施したスタイル。 小さめのお団子を垂れ下げるように結んでいるため、ドレッシーな衣装にも合う落ち着いた雰囲気になっています。 分け目はふんわり、編み込んだお団子をゆるくほぐしてもいるので、可愛らしさも忘れないスタイルに。
引き出したお団子がかわいいもこもこアレンジ
耳下でツインお団子を作ったアレンジ。 お団子部分を引き出しもこもことした可愛らしいフォルムを作り出しています。 お団子を結ぶ前に少し編み込みを入れると、結び目が引き締まって◎
ふんわり巻き髪がアクセントになったツインお団子
髪全体をふんわり巻いた後、耳下の位置でツインお団子にしたスタイル。 最初に巻いておくことで、トップやお団子から髪を簡単に引き出すことができ、抜け感のあるアレンジに。 成人式の振袖や卒業式の袴など、かしこまった和装との相性も抜群です。

おすすめカタログその2:高めツインお団子スタイル

イベントごとにもってこいなのが、高めツインお団子アレンジです。 アクティブな印象にしてくれるので、取り入れるだけで気分も上がりそう! また髪の毛を上でまとめる分首元がスッキリとするので、マフラーなど冬の装いと合わせたり、浴衣と合わせて爽やかなヘアアレンジスタイルを楽しむこともできます。

耳のように丸く作ったツインお団子ヘア
高い位置で結んだツインテールをふわふわに巻いてお団子にしたスタイル。 丸くまとめることで耳ののような、ポップなアレンジにすることができます。 しっかりまとめず、ラフな印象にするとおしゃれ◎
ルーズに作った高めツインお団子
ルーズなお団子であるメッシーバンスタイルのツインお団子。 結んだ毛先を垂らしたゆるいスタイルなので、おうちでもさっと作れるのが魅力。 友達とのお泊まり会にももってこいのヘアアレンジです。
浴衣にも似合ううなじさっぱり高めツインお団子
うなじからしっかり髪をもちあげ、トップ部分にツインお団子を作ったアレンジ。 バランスよく髪飾りやチュールを飾って、全体のフォルムを整えています。 首元がさっぱりとするので、浴衣姿が映えること間違いなし!

おすすめカタログその3:ハーフツインお団子のスタイル

ツインお団子の中でもより旬なのがハーフツインお団子! ハーフツインテールをベースに根本にお団子を作ったアレンジで、アイドルのようなガーリーな印象になれるスタイルです。 使う髪の毛が一部分なので、短い髪の毛の方でも取り入れやすいのが魅力。 お団子部分はもちろん、お団子以外の髪にもアレンジを加えて華やかに仕上げてみましょう。

カジュアルなちびハーフツインお団子スタイル
トップに触覚のような小さいツインお団子を作ったアレンジスタイル。 お団子を作る髪が少ないので、ボブヘアなど短い髪の人でも挑戦しやすいアレンジです。
耳横にお団子を作るひつじヘア
耳横からハーフツインを作り、その毛先をお団子にしたスタイル。 まるでひつじの耳やツノのように見えることから、ひつじヘアと呼ばれています。 お団子部分はキツめに作り、スタイルのアクセントにするのが◎
編み込みと合わせたガーリーひつじヘア
こちらはトップの髪の毛をしっかり編み込んだひつじヘア。 編み込みとお団子のアクセントが可愛らしいスタイルです。 髪もふわふわに巻き、とことんガーリーなスタイルを楽しみましょう!

バリエーション豊富なトレンドツインスタイルで、新しい自分に!

アレンジ次第でどんな印象にもできちゃうツインお団子。 トレンドだからというだけでなく、長い目でみてたくさんのシーンで使える嬉しいアレンジなので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか? ご紹介したアレンジ方法やカタログを参考に、自分なりのツインお団子アレンジをして、新たなおしゃれを楽しんでみてくださいね♡