まずは知っておきたいパーマの仕組み

パーマの仕組みはずばり、切り離してから、再結合。

通常、1液と2液とに分けられているパーマ液。
1液は、髪の中のタンパク質のつながりを切り離すためのもので、髪を柔らかくしキューティクルを開いた状態にします。
2液には酸化剤が含まれており、つながりを切断された髪を元の状態に戻す役割があります。

1液と2液を順番に使うことによって髪にウェーブが固定されるのです。

パーマが取れてしまう原因って?

うまくパーマがかかったとしても、

・毎日のシャンプー

・スタイリング

・紫外線


などが刺激となって髪の毛が傷み、パーマの落ちも早くしてしまいます。

原因1:ゴシゴシとシャンプーしてしまう

ゴシゴシ洗いは、髪の毛に摩擦によるダメージを与えます。
とくにパーマをかけた直後の髪の毛は、薬剤の反応が進行中のことも多いため、シャンプー中の刺激で取れやすくなってしまうんです。

また、シャンプーは洗浄力が強いものほどパーマを弱めてしまいます。
石けんシャンプーやラウレス硫酸を含むシャンプーは洗浄力が強いので注意。

原因2:アイロンやコテを頻繁に使う

髪に温度変化を与えると、パーマが落ちるリスクが高まります。
とくに注意したいのは、ドライヤー、コテ・ヘアアイロンなど。
いずれも毎日のスタイリングに欠かせないものですが、熱を長い時間当ててしまうとパーマには大きな負担に。

原因3:紫外線ダメージを受けている

繰り返しになりますが、髪の毛への刺激はパーマを長持ちさせたいなら避けたいところ。
紫外線もパーマをゆるめてしまう刺激になり得るんです。
髪の水分が飛んでしまう、キューティクルを開かせてしまうなど、紫外線によって髪が傷んだ結果、パーマが落ちやすくなってしまいます。

パーマを長持ちさせる5つのコツ

ここまで、毎日のシャンプーやスタイリング、紫外線によってパーマが取れやすくなるとお伝えしてきました。
パーマを長持ちさせるためにはどのような対策を取っていけばよいのでしょうか?
ずばり、髪に刺激を与える要因を少しでも取り除くことが、パーマを長く楽しむコツです◎

コツ1:パーマをかけた当日はお湯で濯ぐだけにする

パーマをかけた当日は、薬剤の反応が進行中である場合も少なくありません。
つまりシャンプーで刺激を与えてしまうと、パーマが落ちやすく、理想的な形に結合しづらくなってしまいます。
薬剤をとどめるために、できればお湯のみで洗い流すようにしましょう。
一般的にはパーマをかけた日から2~3日はシャンプーを控えると良いと言われています。

コツ2:パーマヘアに向いているシャンプーやトリートメントを選ぶ

パーマをかけた髪の毛は、とにかく外から受ける刺激に弱いです。
髪を洗うのもそのひとつ。
洗浄力が弱めのシャンプーや、パーマによって傷んだ髪の内部をケアできるトリートメントを選んでみて。
パーマを担当してもらった美容師さんに、自分の髪に合うシャンプーやトリートメントを提案してもらうのもおすすめです◎

コツ3:シャンプーするときは優しく洗う

シャンプーやトリートメントに加えて、注意したいのはその洗い方。
ゴシゴシ洗いは髪の毛に摩擦によるダメージを与え、パーマがゆるまってしまう原因になります。
引っ張ったり押さえつけたりせず、髪の毛を揉み込むように洗うことを意識してみて◎

コツ4:髪は頭皮まできちんと乾かす

髪の毛は濡れている状態はとくにダメージが起こりやすいんです。
例えば乾かし切れていないまま寝てしまうと、布と髪の毛がこすれて傷みの原因に。
髪の毛の傷みはパーマを落ちやすくさせてしまうので、ドライヤーで頭皮までしっかり乾かしてあげるようにしましょう。

コツ5:外に出るときは、紫外線対策をしっかり

髪の毛への刺激になる紫外線対策を怠ると髪には大ダメージ。
パーマが長持ちするかどうかにも影響してしまいます。
帽子をかぶるなどUV対策を万全にしつつ、日光を浴びてしまったあとのアフターケアもしてあげるとパーフェクトです!

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