サラサラな髪ってどんな状態?

美髪の必須条件でもあるサラサラな髪。
しかし、髪がどんな状態であることをサラサラな髪と言うのか、イマイチ分からない方も多いはず……。

ズバリ、サラサラな髪とは、髪が健康な状態であることを言います。
健康な髪は外部の刺激から守る働きをする、髪表面のキューティクルが整っている状態です。
そのため、髪が絡まる要素がなくするんと縦に落ち、乱れてもすぐに元に戻ります
サラサラとした見た目や質感はもちろん、しなやかにまとまった髪こそ、健康的な髪といえます。

髪のダメージの要因って?

できればサラサラで健康な髪を維持したいもの。 ならば普段の生活で起こり得るヘアダメージについて知っておくと良いでしょう。
ここでは、6つの代表的な要因をについて探っていきます。

要因1:摩擦によるダメージ

普段の生活で起こりやすいヘアダメージ要因の1つが、摩擦です。
髪に摩擦を加える行為は、髪の表面のキューティクルを傷つけ、髪の内部にある栄養を外に流してしまいます。

例えば、シャンプーの時にゴシゴシと強くこすって洗うのはNG。
また、ブローやブラッシングを雑に行うのも、ダメージの原因です。

要因2:熱によるダメージ

ヘアアイロンやドライヤーによる熱もダメージ要因になります。

高温の熱は、髪の主成分であるタンパク質の性質を変えてしまいます。
熱を繰り返し加えると、パサパサした硬い髪になってしまんです。

要因3:カラーやパーマによるダメージ

ヘアスタイルを変える頻度が高い方は、カラーやパーマによるダメージに悩むことも多いのでは?

カラーやパーマで使う薬剤には、髪の内部まで成分を浸透させるために、キューティクルを開く作用があります。
そのため高い頻度でカラーやパーマを続けていると、キューティクルが剥がれてダメージの原因になってしまうんです。
もちろん選ぶ薬剤などでカバーできることもありますが、なるべく間隔を空けながら行うと良いでしょう。

要因4:紫外線によるダメージ

髪もお肌と同様、紫外線を浴びるとダメージを受けてます。
紫外線によって髪がもろくなり、結果的に、パサつきや枝毛、切れ毛を引き起こしてしまうんです。

要因5:乾燥によるダメージ

髪の乾燥もダメージの要因。

例えば、髪を洗ったあと、ドライヤーで乾かさず自然乾燥するのはNG。
髪は濡れているときにキューティクルが開くため、そのままの状態だと水分が蒸発し、ダメージを引き起こしてしまうからです。
パサつきやツヤ感の低下に繋がるので、気を付けて。

要因6:生活習慣の乱れによるダメージ

間接的ではありますが、生活習慣の乱れもダメージの要因になります。
睡眠不足は、髪の成長に必要な成長ホルモンの分泌を妨げてしまいます。
また、無理なダイエットの食事制限は、髪に必要な栄養素が行き渡らなくなります。
生活習慣が乱れると、髪自体が弱った状態に近づき、ダメージを受けやすくなってしまう、というわけです。

髪の出すダメージサインをチェック

髪に違和感を覚えたら、ヘアケアの合図! サラサラな髪に近づくためには、細かいダメージサインに気づくことが大切です。

以下で紹介するダメージサインを参考に、自分の髪でセルフチェックをしてみましょう。

ダメージサイン1:髪が絡まりやすい

セルフチェックするうえで気づきやすいのが、髪の絡まり。

ダメージを受け、キューティクルが外側に開いていると、髪同士が絡まりやすくなるんです。

手ぐしやブラシでとかした際、いつもより引っ掛かるなと感じたら、ダメージサインあり。
この時、無理やりとかそうとするのはやめましょう。
髪の傷みを悪化させ、枝毛を作る原因となります。

ダメージサイン2:髪がパサつく

髪のパサつきもダメージサインの1つ。
髪の内部に必要な水分やタンパク質が流出していると、髪がパサついてまとまりにくくなってしまいます。

髪の手ざわりがザラついていたり、髪が思い通りにまとまらないと感じたら、パサつきケアをはじめましょう。

ダメージサイン3:髪がうねりやすい

髪のうねりも、セルフチェックで気づきやすいダメージサイン。
髪のうねりは、キューティクルが剥がれ、内部に余分な水分が入って膨張することで起こります。

髪がまっすぐにピンと伸びておらず、緩いカーブを繰り返していたら、ダメージを受けている証拠です。

ダメージサイン4:枝毛が多い

セルフチェックしたときに、枝毛が多いと感じたら、髪が傷んでいるサイン。
枝毛とは、髪がもろくなって、縦方向に裂けてしまっている状態。

毛先が裂けていたり、1本の髪が2つ、3つ以上に枝分かれしている場合は要注意です。

ダメージサイン5:ヘアカラーの退色が早い

「ヘアカラーしたのに、すぐに色が抜けてしまう」
実はこれも髪がダメージを受けているサイン。
ヘアカラーの退色が早いのは、髪内部の水分保持力が低下し、キューティクルが傷ついている状態だから。

いつもより早く色が抜けてしまったな、と感じたら注意しておきましょう。

なお退色のスピードは入れている色に左右される場合もあります。
悩んだら美容師さんに髪の状態をみてもらうのがおすすめです。

髪をサラサラにする9つの方法

サラサラ髪を遠ざけるダメージについて、お分かりいただけましたか?

ではここからは、具体的な髪をサラサラにする方法を見ていきましょう!
髪をサラサラにする方法は、主に9つあります。

すぐに実践できるものもあるので、ぜひ日常生活に取り入れてみてくださいね◎

方法1:シャンプーを正しく行う

髪をサラサラにするためには、正しいシャンプーの方法を知ることが大切。

シャンプーをする時は、まず、ぬるま湯で頭皮と髪の毛の汚れをしっかり流しましょう。
次に、シャンプーをよく泡立て、指のはらでやさしく洗いましょう。
シャンプーをよく泡立てないと、髪に摩擦が加わり、傷みの原因になります。

正しいシャンプーの方法をしっかりと理解したら、ぜひ実践してみて。

方法2:トリートメントを活用する

トリートメントの活用は、サラサラな髪を手に入れるためには欠かせません。

トリートメントは、キューティクルの表面を保護し、髪に潤いを与えてくれます。

トリートメントは、市販のものでもOK。
日々のダメージはホームケアでしっかり補修しておきましょう。
また、プラスアルファで美容室でのトリートメント施術を受けるのも効果的。
サロントリートメントは、内部のダメージまで補修してくれるのでおすすめです◎

方法3:ドライヤーで正しく乾かす

シャンプー後、タオルでしっかり髪の水気を取ることが大切。
ドライヤーの熱を与える時間を少なくし、髪へのダメージを軽減できます。

タオルドライ後は、熱補修ができるトリートメントをつけましょう。

また、強めの温風で全体を乾かした後、冷風を当てることで、熱で開いたキューティクルを引き締めることができます。

サラサラな髪にするために、正しい方法でドライヤーを使用してくださいね。

方法4:丁寧にブラッシングする

ブラッシングをする時は、まず、毛先の絡まりをやさしくとりましょう。
その後、毛流れに沿って上から下にとかしましょう。

サラサラな髪にするために、丁寧なブラッシングを心がけてみて。

方法5:ナイトキャップを使い、寝具にこだわる

ブラッシングはもちろん、寝返りによって髪に加わる摩擦にも注意が必要。

ナイトキャップを使用したり、枕カバーの素材などの寝具に気を付けてみましょう。
たとえば、シルク素材のものだと、摩擦によるダメージを軽減することができますよ。

方法6:紫外線対策を行う

紫外線による髪へのダメージを防ぐために、紫外線対策を行いましょう。
紫外線対策として、

・帽子をかぶる
・髪の毛用の日焼け止めスプレーを利用する
・日傘をする

ことが挙げられます。

紫外線は、夏だけでなく、1年中降り注いでいます。
毎日、紫外線対策を行うことが大切!

方法7:ストレートアイロンを使う

ストレートアイロンを使うのも、髪をサラサラにする方法の1つ。

ヘアアイロンには、熱でくせを伸ばし、キューティクルを整える効果があります。
ただし、高温に設定すると、髪が傷んでしまうので気を付けて。

方法8:サロンでトリートメントをしてもらう

サラサラ髪にしたいなら、サロンでトリートメントをしてもらうのもおすすめ。
1人1人の髪質やお悩みに合わせて、施術してくれます。

自分に合ったトリートメントを選んでもらえるので、美容室を訪れた時はぜひ◎

方法9:健康的な生活習慣を心がける

きれいでサラサラな髪を保つためには、健康的な生活習慣を心がけることが大切。
健やかな髪の成長のために、以下の習慣をとることを心がけてみましょう。

・睡眠をしっかりとる
・塩分をとりすぎない
・わかめやひじきなど、髪の原料となる海藻類をたくさん摂る

髪にとって良い習慣をとり、サラサラな髪を手に入れましょう!

正しい知識とケアであなたも憧れのサラサラ髪へ

サラサラな髪に近づくためには、キューティクルを傷つけないことが大切。 髪のダメージサインを確認し、いつものヘアケアと生活習慣を見直してみて。 正しいケア方法を実践し、憧れのサラサラ髪を手に入れましょう♡