ぴょんぴょん飛び出たアホ毛が気になる……

一生懸命スタイリングしても、気がつくと「ぴょんっ」と飛び出してくるアホ毛。
アホ毛が出ているだけで、いまいちスタイリングが決まらず、がっかりしたことはありませんか?

アホ毛は、一度抑えてもまた飛び出してくる厄介者。
アホ毛を出にくくするためには、アホ毛の原因を知り、自分に合った対処や予防をすることが大切です。

本記事では、アホ毛が出てくる原因と対策法・予防法を徹底解説!
アホ毛の悩みを解消して、お気に入りのヘアスタイルを楽しみましょう。

なぜ出てくる?アホ毛の原因

アホ毛が出てくる原因として、次の3つが挙げられます。

・髪の成長過程で飛び出す短い毛
・髪のダメージや乾燥による切れ毛・静電気
・毛穴のつまりによる髪のうねり

ここから、アホ毛が出てきてしまう原因をひとつずつチェックしていきましょう。

原因1:成長過程で飛び出す短い毛

髪は「成長期」「退行期」「休止期」というヘアサイクルを繰り返しながら生え変わります。
同じ長さに見える髪のなかにも、成長途中の短い毛が混ざっており、ぴょんと飛び出してしまうんです。

女性のヘアサイクルは1サイクル4~6年と言われており、なかでも髪が太く長くなる「成長期」はヘアサイクル全体の85%~90%を占めています。
正しいヘアサイクルの場合、短い毛が成長すれば、アホ毛は落ち着いてきます。
しかし、ヘアサイクルが乱れ「成長期」が短くなると、細く短い状態の髪が増えて切れ毛が飛び出してくることも……。

ヘアサイクルが乱れる主な原因は、自律神経の乱れや頭皮の血行不良。
主に次のようなことで引き起こされます。

・生活習慣の乱れ
・食生活の乱れ
・ホルモンバランスの乱れ
・ストレス
・加齢や運動不足による毛髪細胞の能力低下

頻繁にアホ毛が飛び出してきたり、短い毛が目立つ方は、ヘアサイクルが乱れている可能性があります。
当てはまっていることがないか振り返り、生活習慣を整えましょう。

原因2:ダメージや乾燥による切れ毛・静電気

成長途中の髪以外に、ヘアダメージで生じる「切れ毛」もアホ毛の原因になります。
切れ毛になる原因は次の通りです。

・ヘアカラーやブリーチパーマを繰り返すことによる薬剤ダメージ
・ドライヤーやアイロンによる熱ダメージ
・ブラッシングやタオルドライなどによる摩擦ダメージ
・紫外線による日焼けダメージ

さまざまなダメージを受けることで、髪の表面をコーティングするキューティクルが剥がれやすい状態になります。
すると、髪内部の栄養分や水分が流出。髪がもろくデリケートな状態になってしまい、切れ毛や枝毛を引き起こします。

また、湿度が低く乾燥している冬に起こりやすい「静電気」もアホ毛の原因のひとつです。
乾燥していてもろい髪は静電気を帯びやすく、摩擦が起こりやすい状態。髪同士が絡まりやすくなり、切れることでアホ毛を引き起こします。

髪には「プラスイオン」と「マイナスイオン」が存在しており、健康な髪はバランスが均一に保たれています。
しかし、ヘアダメージや乾燥によって髪のイオンバランスが崩れると、静電気が発生しやすい状態に。
静電気は髪と頭皮に空気中の雑菌やほこりを引き寄せるため、髪や頭皮に悪影響を及ぼします。

原因3:毛穴のつまりによる髪のうねり

毛穴のつまりによって髪がうねることもアホ毛の原因。
皮脂の分泌量が多い頭皮は、生活習慣の乱れやストレス、お手入れ不足などの影響を受けやすい傾向があります。

毎日のシャンプーが適切でなければ、毛穴に皮脂や汚れが徐々に蓄積。
頭皮の毛穴がつまると、毛穴の中で毛根が押されてしまい髪がうねってしまうんです。
うねった髪は浮き上がりやすく、まとめても「ぴょんっ」と飛び出すあほ毛になってしまいます。

アホ毛の対策・予防方法をご紹介♡すぐにできる対策やアホ毛を出にくくする予防方法は?

アホ毛 対策方法
「アホ毛」といっても原因はさまざま。
アホ毛を抑えるためには、スタイリングによるセットと根本的なケアの見直しが重要です。

ここからは、出てきてしまったアホ毛の対策・アホ毛を出さないための予防方法をお伝えします!
すぐに対応できる方法ばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。

対策方法1:一度濡らして、再度ブローする

スタイリング中にアホ毛が浮いてくるようなら、ブローをやり直してみましょう。
再度ブローをする際は、一度髪を濡らしてからドライヤーをかけます。
ミスト容器などで水を拭きかけ、トップを中心に根元まで均一に濡らすと◎

ドライヤーをかけるときのポイントは、毛流れに沿って風を当てること。
毛流れに沿うことで短い毛の浮き上がりが落ち着き、他の毛となじみやすくなります。
前からドライヤーをかけてしまうと、短い毛が浮きやすくなるため注意しましょう。

ブローの際は根元を手で押さえるようにするとクセやうねりが取れやすくなります。
最後に軽くオイルをなじませれば、写真のように浮き上がりが落ち着いた、ツヤっぽい仕上がりが目指せますよ◎

対策方法2:スタイリング剤で整える

ある程度アレンジが完成している段階なら、スタイリング剤を使うのがおすすめ◎
アホ毛をしっかり抑えるためには、セット力のあるワックスやスプレーを使いましょう。

ワックスの場合は、手のひらに広げてなじませた後、アホ毛が気になる部分をなでるようにして整えます。
スプレーの場合は、アホ毛が気になる部分を中心に軽く吹きかけ、コームや手のひらで軽く押さえるようにしてなじませます。

ナチュラルに仕上げたい場合は、ヘアオイルやヘアバームが◎
ただし、表面に付けすぎるとトップのボリュームがなくなってしまうため使用量には注意が必要です。
適切な量の目安は、手のひら全体がややしっとりしている程度。髪の表面を軽くなでるようになじませましょう。

予防方法1:毛穴づまり対策!シャンプーのやり方を見直す

アホ毛の原因のひとつである頭皮の毛穴づまり。毛穴づまりを解消するために、シャンプーのやり方を見直してみましょう。

まず大切なのがシャンプー選び。ただし、毛穴の汚れを落としたいからと言って、洗浄力が強すぎるシャンプーを選ぶのはNG。
なぜなら、必要なうるおいまで流してしまい、頭皮や髪が乾燥して逆にアホ毛が目立ってしまうからです。
おすすめは、髪や頭皮のうるおいを守りながら洗い上げる「アミノ酸洗浄成分」を使用したシャンプー
アミノ酸系のシャンプーにも洗い上がりに違いがあるため、少量ずつ試して自分に合うものを見つけましょう。

シャンプーの方法は次の手順で行うと頭皮の負担を抑えながら毛穴の汚れを落とすことができます。

【シャンプーの手順】
手順①乾いている状態でブラッシングを行い、髪の汚れや抜け毛を取り除く
手順②38度程度のお湯で1分以上予洗いし、頭皮の汚れを浮かせる
手順③500円玉くらいの量のシャンプーをしっかり泡立てて髪にのせる
手順④指の腹で頭皮をマッサージするように優しく洗う
手順⑤ぬめりが取れるまでシャンプーをしっかり洗い流す

シャンプーの後は髪の水気をしっかりと切り、髪の中間から毛先を中心にトリートメントなじませましょう。
目の粗いコームを通すとトリートメントを均一に浸透させられるのでおすすめです。
トリートメントは髪にツヤを出してくれる分、頭皮の刺激になります。髪に塗布する際は、頭皮に付かないように注意してくださいね。

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予防方法2:トリートメントで髪や頭皮に潤いを与える

シャンプーで頭皮環境を整えたら、トリートメントで保湿ケアをすることが大切。
トリートメントは2種類あり、それぞれ効果が異なります。

・インバストリートメント……シャンプー後に使用する洗い流すタイプで、髪内部に浸透しダメージを補修する
・アウトバストリートメント……ドライヤー前に使用する洗い流さないタイプで、熱ダメージや紫外線などから髪を保護する


アホ毛や切れ毛の予防には、2種類のトリートメントを上手く使い分けることが重要。
毎日のケアを習慣づけて髪や頭皮のコンディションを整えましょう◎

切れ毛やうねりがある髪には、保湿成分にプラスして「ダメージ補修成分」が配合されたタイプがおすすめ。
しかし、髪質や髪の状態は人それぞれ異なるため、自分の髪に合ったトリートメントを選ぶことが大切です。
自分に合うトリートメントが分からない方は、美容師さんに相談してみるのもおすすめですよ。

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アホ毛を抑えて可愛いスタイルを楽しもう♡

アホ毛は成長過程の短い髪や、ダメージで切れ毛になった髪が飛び出ることで生じます。 さらに頭皮や髪が乾燥していると、静電気が発生してさらにアホ毛が目立つことも。 スタイリングをがんばったのに、「アホ毛が出てしまった!」というときは、今回ご紹介したブローやスタイリング剤を使った方法を試してみてください◎ アホ毛の悩みを解消するためには、対処するだけでなく、髪質や髪の状態に合った根本的なケアも大切。 あなたに合う方法を見つけてアホ毛知らずの可愛いスタイルを楽しみましょう♡